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2024.08.22 08:00

AI「Gemini」搭載スマホは何ができる、得意? グーグルPixel 9レビュー

右が6.8インチのGoogle Pixel 9 Pro XL、左は6.3インチのGoogle Pixel 9。Googleストアの販売価格は9 Pro XLが税込17万7900円から、9は税込12万8900円から

Gemini Liveの流ちょうなライブチャット。英会話学習にも使えそう

Geminiとの音声による自然な会話が交わせるライブチャット機能「Gemini Live」も部分的にローンチされた。Pixel 9シリーズの全機種で使えるが、2つの条件がある。1つめの条件はGoogle One AI プレミアムプランに申し込んで、Gemini Advancedを有効にすること。もう1つはGeminiアプリの言語設定を英語にして、質問を英語で発話することだ。
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環境を揃えてGemini Liveを試した。筆者の英語力では、Geminiに質問すると大量に返ってくる答えが「あまりに流ちょうな英語」なのでところどころ何を話しているのか理解できなかった。それほど従来のAI音声よりもスムーズな発話なのだということを強調したい。Geminiに質問すると「もっと具体的に質問してくれないと答えられない」とか、「次に知りたいことはある?」とすぐさま答えを返してくる。もはやAIではなく人間と話している感覚だ。

Geminiとの音声会話が楽しめるライブチャット機能「Gemini Live」を搭載。英会話の練習に活用できそうだ

Geminiとの音声会話が楽しめるライブチャット機能「Gemini Live」を搭載。英会話の練習に活用できそうだ

Gemini Liveはこのまま英会話のレッスンに使えそうだ。アプリの設定から「Gemini Apps Activity」に入ると、直近でユーザーがGeminiと交わした会話がテキスト化されて、72時間保存されている。Geminiの英語による会話をテキストで振り返れば復習にもなる。

実はGeminiに「I want to speak with you in Japanese」と話しかけると、こちらは英語で話しかけなければならないが、Geminiからの答えは日本語で返ってくる。Gemini Liveは現状「日本語は聞き取れないが、日本語を話せる」ようだ。グーグル的にはまだ本番の仕様ではないのかもしれないが、AIによる発話であることが信じられないほど日本語会話も流ちょうだ。Gemini Liveが日本語化した後にはPixel 9シリーズでさまざまな使い方ができるイメージがわいてきた。
次ページ > Gemini体験の感動がiPhoneの「シェアを削りとる」ことができるか?

編集=安井克至

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