端末のデザインはPixel 8シリーズの柔らかな印象から変わり、特にサイドフレームのエッジがシャープになった。カメラバーを除けば、見た目の印象はiPhone 15シリーズに近づいたと筆者は思う。
Geminiが請求書をまとめたり、YouTube動画を要約してくれる
Pixel 9シリーズにはモバイルに特化した生成AIモデル「Gemini Nano」が搭載されている。9 Proシリーズのユーザーは通常は月額2900円がかかる「Google One AIプレミアムプラン」の6カ月間無料体験が利用できる(Pixel 9は1カ月間無料体験)。このプランには2TBのクラウドストレージと、高機能版のGemini Advancedが使える特典がつく。以下はPixel 9 Pro XLでGemini Advancedを試用したインプレッションだ。検索した情報をそのまま要約したり、Pixelで写真を撮ってそのまま詳しく調べる使い方などに生成AIが活躍した。ユーザーインターフェースは英語だが、日本語でプロンプトを入力すると日本語で回答が返ってくる。
Google Advancedの場合は、プロンプトを入力する前に「@」をタイプするとGoogle Workspaceに含まれるGmail/ドキュメント/ドライブ/キープのほか、グーグルのフライト情報/ホテル情報、ToDoリストのGoogle Tasks、Googleマップ、YouTubeとYouTube Musicを選んでから、アプリやサービスと連携させる使い方ができる。
例えば「@Gmail 7月に届いた請求書の金額をまとめて」「@YouTube インボイス制度を解説している動画の中から視聴回数の多いものが見たい」といったプロンプトを入力すると、Geminiが期待した答えをまとめてくれた。