「いくつかの自動車会社がデザインの分野に手を広げている」とランドは述べている。「ベントレーやアストンマーティンはマイアミにタワーマンションを建設した。フェラーリもブランドを拡大しようとしているのだ。それが収益を増やし、ブランドの認知を拡げることになる。人々はフェラーリに乗れなくても、フェラーリを着ることができる」
ランドは8月11日、フェラーリ車をフィーチャーした「ハンプトン・コンクール」を開催し、ブリッジハンプトンにあるケネス&マリア・フィッシェル夫妻の私有地に300台を超えるフェラーリのスポーツカーが集った。このイベントの収益はサウサンプトン動物病院に寄付される。
他の自動車会社もフェラーリの真似をしてファッションの分野に進出しようとするかもしれない。「ベントレーにはベントレー・ホームという家具の製品ラインがあるが、同社が男性用スーツを作ることも考えられる」とランドは言う。「アストンマーティンはビンテージの要素を取り入れた腕時計を作るかもしれない。高級ブランドの中でも普段からより派手なイメージのランボルギーニはクレイジーな服を作りそうだ。他のメーカーも真似をすると思うが、フェラーリは非常に真剣に取り組んでいくはずだ」