政治

2024.08.18 13:00

OpenAI、米国の政治的な分断を狙うイラン関連アカウントを削除

マイクロソフトの研究者は先週、偽ニュースサイトが「AI対応サービスを使用して、少なくとも一部のコンテンツを米国の出版物から盗用している」証拠を発見し、他のAIツールを使用してウェブトラフィックを増やしていると述べている。マイクロソフトはまた、活動家グループになりすまして米国の選挙の正当性に対する疑念を広めている「Sefid Flood」と呼ばれるイランとつながりのあるグループも特定した。

グーグルによると、イラン発の偽情報やハッキング工作は、トランプとジョー・バイデン大統領の両方を標的にしてきたという。グーグルも、APT42として知られるイランとつながりのあるハッキンググループが、今年トランプとバイデンの両方の選挙運動をフィッシング攻撃の標的にしたと発表している。グーグルの報告書は、トランプの選挙運動がハッキングされ、内部通信が漏洩したと発表した翌日に公開された。

トランプ陣営へのハッキングのニュースはPoliticoによって報じられた。Politicoは、匿名のアカウントから選挙運動の内部文書を含む電子メールを受け取ったと伝えている。Politicoによると、文書には、オハイオ州選出の共和党上院議員J・D・ヴァンスに関する「潜在的な脆弱性」に関する271ページの調査文書が含まれており、ヴァンスがトランプの副大統領候補に選ばれる前にトランプ陣営が行ったヴァンスに対する身元調査に関する情報が含まれていたとのことである。

この報道によると、フロリダ州選出の共和党上院議員マルコ・ルビオに関する身元調査文書もPoliticoに送られたとのことだ。ニューヨークタイムズとワシントンポストも機密性の高い選挙運動資料を受け取っていたとされるが、Politicoを含むどの報道機関もファイルは公開していない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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