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2024.09.03 11:00

【寄稿】グローバル×クレジットリスク AIGだからこそ提供できるグローバルリスクソリューション vol.4

AIG損害保険には様々な分野のスペシャリストが存在する。彼らはAIGのグローバルの知見や自らのスキルを活かし、自社ならではのグローバルリスクソリューションを提供することがお客さまへの価値提供だと信じている。信用保険部でアンダーライターを務める末永久仁子もその一人だ。

海外取引に潜むクレジットリスクを回避しグローバル企業が安定的に事業を展開していくためにAIGとしてどのような提案を心がけているのか、そしてお客さまに寄り添うために努めていることを語ってもらった。
※本記事はAIG損害保険による寄稿記事です

海外取引に潜むクレジットリスクを
回避する「取引信用保険」

国内市場の飽和、人口減少の影響による海外市場への進出や、海外市場での日本製品の需要の高まりなど様々な要因で海外との取引を行う企業は増えている。しかし、法律や商慣習の違いで思わぬトラブルが生じることも少なくない。輸出先の倒産やカントリーリスクに起因する売掛債権の債務不履行リスクには細心の注意が必要とされる。このリスク対策の一つとして「取引信用保険」がある。

「国際取引では企業のネームバリューの大小に関わらず、不安定な政情や変動する経済環境など、予測不可能なリスクにさらされるケースがあります。日本ではまだあまりメジャーではないかもしれませんが、企業間取引において発生する債権の不履行に対する損害を補填する保険が『取引信用保険』です」

そう語るのは、信用保険部アンダーライターの末永久仁子だ。

「リスクを見極め、軽減させるためには徹底的な与信管理が必要です。そのプロセスの中で重要なのが信用調査です。取引相手が海外の企業となると、財務状況や過去の支払い履歴、その企業がおかれている業界の動向や、信用情報機関からのレポート確認など、日本では可能な調査が難しくなるケースもあります。しかしAIGはグローバルで情報共有ができる環境にあるため、国や地域を跨ぐ取引先の信用調査がスムーズに行えます」

取引信用保険の引受に関わる部門が日本以外の国のAIGにも存在しているため、必要な情報を得られること、業界のトレンドを共有できていることは、AIGならではの強みだと末永は話す。
 
「グローバルを含めAIGとして独自に収集する信用調査の内容をベースとして保険設計を行います。必要があれば日本以外の国にいる取引信用保険のアンダーライターと連絡を取り、審査材料や取引先の信用力の見方について情報交換を行うことができる環境があります。また、ときにはお客さまとの情報交換も情報を得る貴重な機会になります。お客さまは取引先との長い付き合いの中で私たちの知らない情報を知っていることがあるので、そのような情報をお話しいただけるような信頼関係を築くことも大事にしています」

末永は続ける。

「客観的にみると心許ない取引先についてお客さまにお話しを伺ったところ、長年付き合ってきたなかで銀行からはこういう評価をされていた、実は地域の中ではこんな役割を担っている、など一般的な信用調査ではわからない情報を私たちとの信頼関係の中で教えてもらったことがあります。どんな小さな情報でも、我々にとっては提案のヒントになり、お客さまのご要望によりあった形にすることができます」

客観的な視点を持つ
お客さまのパートナーを目指して

知名度から安全だと思っている取引先でも、その国や地域での評価や過去の取引履歴からリスクが洗い出されることもあるという。お客さまにとって大切なパートナーであっても、潜在的なリスクを抱えた上で取引した場合、お客さまの経営に大きな影響を与える可能性も否めない。そのため、お客さまに取引先の客観的な評価をお伝えすることも厭わないという。

「長くお取引いただいている大企業が輸出部門の会社を買収したときのことです。買収先を含め新たに保険設計を依頼されたのですが、調査の中で買収先の取引先に心配な企業が見つかりました。お客さまとしては今までと同じような保険の条件を期待されていることを感じていましたが既存のお取引先よりリスクが高いために今までの条件では保険のお引受が難しいことをお伝えし、ご理解をいただきました」

AIGとして、お客さまのことを第一に考えた責任のある保険設計をしたい、と末永は言葉を続ける。

「すべてがお客さまのご希望通りにはならないかもしれませんが、誰にその保険内容の設計背景を聞かれても、理由をきちんと説明できる提案にしたいと常々思っています。前述のケースでは、心配のある取引先について状況をご説明し、リスクを見極めた上で保険を設計しました。

さまざまな取引先が存在し、お客さまもそれぞれの企業と特別な関係性があることも理解しています。その上で、私たちは客観的な視点を大事にし、お客さまに役立つ提案をしたいと思っています」

売掛債権は、一度リスクが顕在化するとキャッシュフローや利益にインパクトを与えるなど企業の存続に影響を及ぼす。

「自分自身が常にアンテナを張り、AIGのグローバルの知見やトレンドの情報収集を積極的に行うことで、リスクの予兆を感じ取るスキルを高めていきたいと思っています。情報が入りやすく、法律や商習慣も理解し合えている国内取引とは違い、国や地域を越えてビジネスを行うことは少なからずリスクを伴います。しかし安心して事業を営むために、自社のリスク受容度に応じてご相談いただきたいと考えています。私たちは良きパートナーとして考え得るリスクをどんな方法で回避できるのかを一緒に検討していければと思います」

末永 久仁子(すえなが・くにこ)◎AIG損害保険株式会社 信用保険部アンダーライター。2005年旧AIU損害保険株式会社に入社。前職より一貫して取引信用保険を担当。現職では主に海外との取引に関わる取引信用保険の保険設計を担当。お客さまの話に耳を傾け、良きパートナーとして誠実であることを心がけている。

AIG損保のグローバルリスクマネジメント
https://www.aig.co.jp/sonpo/global

Text by Kei Furuta / Photo by Yosuke Owashi/ Promoted by AIG損害保険株式会社