リーダーシップ

2024.08.19 11:00

「卓越したビジネスリーダー」になるための6つの鍵

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筆者がこれまでのキャリアで出会った、あるいは知り合ったビジネスリーダーたちの中に、生まれながらにリーダーの資質を備えている、とみなされていた人は1人もいないはずだ。彼らは、適切なスキルを学び、その力を示すことで、リーダーという地位を獲得していった人たちだ。
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起業を志す人たちのメンターとして、筆者はよく、どのようなスキルが必要で、どうやって身につければいいのかと尋ねられる。ほとんどのビジネスプロフェッショナルたちが、同じ疑問を抱いていることだろう。

ビジネスを立ち上げ、成功させるためにリーダーシップが不可欠であることは、ほとんどの人が同意するところだ。最初にアイデアを着想し、計画を立てるのは自分だとしても、多くの利害関係者から構成される人々を1つのチームとして動かし、計画を首尾よく実行し、あらゆる困難を克服し、長期的な成功へと導くには、リーダーシップが必要だ。

だからこそ、市場が大きく変化しており、ビジネス状況が不安定になっている今、Gallup(ギャラップ)の調査結果を見て、筆者は落胆を覚えた。ビジネスリーダーへの信頼感が低下している、という調査結果のことだ。
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米国で働く従業員を対象としたこの調査では、「所属組織のリーダーシップを信頼しているか」との設問に、「強くそう思う」と答えた人は2022年には21%で、この数字は2019年の24%から減少していた。すなわち、現代の経営幹部には、真のリーダーとみなされる人が少なくなっているということだ。

真のリーダーシップとは、持って生まれた権利ではなく、(努力の末に獲得される)栄誉ある特典のようなものだ。このことを理解しているリーダー候補たちのひとりになろうと思う人たちには、現在の自身の役職とは関係なく、以下の重要な対人スキルに力を入れることをお勧めする。

1. 自分の力を、他の人々を鼓舞し、その地位を向上させるために使う

他の人へのリーダーシップを得ようとするのは、自身の個人的な立場を向上させるためだと見られるのは避けよう。最高のリーダーは、世界をより良い場所にすることに力を注ぐ。社会における、より重要な目標に力を入れたり、環境を改善したり、自身が与えられた以上のものを還元したりすることを目指すのだ。

2. ストーリーテリングと、より効果的なコミュニケーションの能力を身につける

筆者の経験上、有能なリーダーは、チームミーティングからミッションステートメント、イベント情報の共有、個人宛ての電子メールに至るまで、複数の媒体を通して、少し過剰と思えるほど積極的なコミュニケーションを実践している。個人的なエピソードを交えることで人とのつながりを深め、自身が掲げるアジェンダ(課題や計画)に対する理解と信頼を構築することができる。

3. チームが達成した成果を、仲間たちの前で称える

通常、忠誠心やコミットメントを培うには、金銭的な報酬やボーナスよりも、仲間からの評価を提供する方が効果的だ。人は、たとえ小さな個人的な功績であったとしても、それを認めてもらうことを好む。良い結果をすべて自分の手柄にしたりせず、人々の功績を大声で称えることで、人々はあなたをリーダーとして見なすようになる。
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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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