4. 交渉において口にした約束は、必ず守る
常に交渉スキルの向上に努め、自身が約束したことは絶対に守ろう。交渉役として信頼を得なくてはならない。自身が取り組むすべてに関して、公正さと卓越性を求めるリーダーとして支持される必要がある。自分が何を期待しているのかを、誰の目にもはっきりとわかりやすく示そう。5. 質問と傾聴を、重要なスキルとして育む
リーダー志望者が、人の話を聞くより、自分が話す方が多いようでは、期待するような信頼を得ることはできない。チームメンバーや利害関係者、顧客に質問をしたり、彼らのボディランゲージを観察したりして、積極的にフィードバックを収集しよう。相手の話を遮ってばかりいると、相手からの貢献も得られないし、自身の学びも得られない。6. ビジネスにおけるリーダーシップは、失敗を最高の教訓とする
スティーブ・ジョブズのような偉大なビジネス界のイノベーターやリーダーは、苦労や失敗の経験からリーダーシップのスキルを身につけた、と筆者は考えている。リーダーシップは持って生まれた資質ではなく、リスクをとる姿勢と、夢を実現しようとする純粋な決意によって磨かれるものだ。現在リーダーの立場になくても、上に挙げた対人スキルを実践することで、自身のイメージや生産性、仕事の満足度を高めることができるはずだ。ビジネスにおける対人関係は、顧客の問題を解決し、戦略に関する意思決定を下し、競争上の脅威に対抗するなど、あらゆるリーダーシップを実践する上での基盤となる。
将来的に自分のビジネスやキャリアのかじ取りをしようと思うなら、必要なことを学ぶのに早すぎることはない。今や、あらゆるビジネスチャンスはグローバル化している。人々をまとめ上げ、馴染みのない文化圏に進出するという挑戦は、一層ハードルが上がっている。
今こそ一歩先んじる好機であり、ずっと思い描いてきたリーダーシップの潜在力を手に入れるチャンスだ。
(forbes.com 原文)