紙版の復活を決めた米雑誌『Playboy』、ただし発行は年1回

しかし大きな問題は、消費者が記事や写真集を目当てにPlayboyを読むかどうかではなく、市場や街角で打撃を受けているこの象徴的なブランドが、今さら動いたところで遅きに失したかのではないかということだ。

8月8日に発表されたPLBY Group, Incの第2四半期報告書では、第2四半期の売上が2490万ドル(約36億6300万円)だったことが明らかになった。前年同期の売上は3510万ドル(約51億6300万円)だったので、前年同期比で1020万ドル(約15億円)、29%減少したことになる。

一方、2022年にA&Eで放映された10部構成のドキュメンタリー番組『Secrets of Playboy(Playboyの秘密)』では、Playboy・マンションで実際に何が起こったのかについて疑問が呈されたが、他の元プレイメイトたちは、結集してヘフナーを支持した。

歴史はどうあれ、Playboyのプレイメイトとバニーガールの公開オーディションが進んでいる。ウサギの耳と尻尾を身に着けて、プレイメイトやバニーガールになりたい人は、オンラインで応募ができる(写真を添えて応募し、近隣都市で開催されるオーディションに参加する必要がある)。

ただし、ベストショットを送る際には、フィルター使用に注意が必要だ。募集要項には、「強すぎる照明、斜めのアングル、フィルターは避けてください。提出写真は、プロが撮影したものでもかまいませんが、フィルターを使ったりレタッチしたりはしないでください」とある。

なお、雑誌に載ることが決まれば変わるかもしれないが、いまのところは、ちゃんと服を着た応募者の姿を見たがっているようだ。

forbes.com 原文

翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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