欧州

2024.08.12 10:00

ウクライナ、侵攻したクルスク州内の飛行場つぶしに執着 滑空爆弾搭載機の基地

10日夜か11日未明にも、ウクライナ軍のミサイルがハリノ航空基地に向けて発射されたが目標に届かなかったようだ。このミサイルは集合住宅に落下してロシアの民間人13人が負傷したと報じられている。

ウクライナ軍がクルスク州の国境付近一帯を支配している限り、ハリノ航空基地を拠点とする第14連隊などのロシア軍部隊の危険は高まる一方だろう。

ウクライナ軍は侵攻地域内からこの基地を攻撃するのであれば、より短い射程のロケット弾を使うことができる。それには、米国製の高機動ロケット砲システム(HIMARS)から発射されるM30/31弾も含まれる。

ウクライナ軍が貴重なHIMARSをこれほど前線に近くに出す危険を冒すかどうかはわからない。ただ、もしそうすれば、ウクライナ軍はハリノ航空基地をこれまで以上に激しく攻撃できるかもしれない。
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ロシア軍、滑空爆弾で自国内を爆撃し始める 逆侵攻封じ込めに必死

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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