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2024.08.10 11:00

勝っても負けても、大統領選でカマラ・ハリスさらに「リッチ」に

Andrew Harnik/Getty Images

カマラ・ハリス副大統領は、今年の大統領選挙の勝敗に関わらず、資産を大きく増やすことになりそうだ。7月22日に選挙戦を開始したばかりの彼女の陣営は、すでに記録的な額の献金を集めているが、フォーブスは5月に、彼女の個人の資産が2021年の700万ドルから800万ドル(約12億3000万円)に増えたと試算していた。

大統領選は彼女の資産をさらに増やす機会になると考えられるが、短期的には彼女は大統領選で敗北した方が資産を増やせるかもしれない。例えば、マイク・ペンスは2021年に副大統領を退任してから2023年に大統領選に出馬するまでの間に、講演活動や回顧録の執筆によって資産を100万ドルから400万ドルへと4倍に増やしていた。

また、ジョー・バイデンとその妻ジルは、息子の死を受けて2016年に大統領選への出馬を見送ったが、2冊の回顧録と教育・講演活動から1700万ドル以上の収入を得て、保有資産を250万ドルから800万ドルに伸ばしていた。

ハリスは今年の大統領選で敗れたとしても、先人たちの手法にならい資産をさらに増やすことができるだろう。また、彼女の夫のダグ・エムホフは、ペンスやジル・バイデンよりも資産を増やせるかもしれない。

ロサンゼルスの有名な芸能関係の弁護士だった彼は、ハリスが上院議員だった時代に年間100万ドル以上を稼いでいた。しかし、彼女が副大統領に就任すると、エムホフは弁護士業を離れてジョージタウン大学の法科大学院の客員教授に就任した。もしハリスが敗れれば、彼は当初の予定よりも早く弁護士の仕事に戻り、政府内の人脈を活かすことで、多額の収入を得ることができるだろう。

しかしながら、もし11月にハリスが勝利したらどうなるだろうか。2025年1月20日に彼女が大統領に就任したとしたら、彼女は税金で賄われた邸宅に住み、5万ドルの経費手当を手にすることになる。しかし、大統領であってもすべてが無料なわけではない。食料品や個人的な弁護士費用は負担しなければならない。一方、彼女の給与は現在から70%増え、40万ドルになる。
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編集=上田裕資

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