2024.08.13 12:30

日本のDXを先頭で進める、デジタル大臣・河野太郎　2年間を振り返る

山本敦 | Official Columnist ITジャーナリスト・ライター

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デジタル大臣・河野太郎氏に、就任後から2年間に渡りデジタル庁のチームと一体になって取り組んできた改革の手応えを聞いた（写真：樋口勇一郎）

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「アップルとデジタル庁は来年春を目指して、電子証明書と券面記載事項を含むマイナンバーカードの機能をiPhoneのウォレットに搭載するよう取り組んでいることを発表しました。グーグルのAndroidも、現時点で電子証明書機能に対応しています。今後はデジタル庁として、利用者のみなさんに『カードの情報はスマホに入れておけば、カードを持ち歩く必要はありません』とお伝えできるようになるかもしれません」

アップルは2024年春の後半までに、マイナンバーカードをiPhoneのウォレットアプリに搭載できる機能を拡充することを発表

スマホとマイナンバーカードだけ持ち歩くおばあさん

河野大臣は今年の7月に富山県朝日町を視察した際、住民の方と交わした会話をきっかけにマイナンバーカードのスマホ搭載を早く進めたいという気持ちを改めて強くしたという。

「お目にかかったおばあちゃんに、マイナンバーカードをなくさないよう財布に入れておいてくださいねとお声かけしたところ、『いや河野さん、私が持ち歩くのはスマホとマイナンバーカードだけ。お財布なんか持ち歩かないから』と切り替えされてしまいました。マイナンバーカードのスマホ搭載ができるようになったら、きっとあの時にお会いしたおばあちゃんはすぐに活用してくれるはずと頼もしく思いました」

「変わることを恐れない姿勢」を貫くことによって、暮らしの豊かさを感じる機会もまた増える。

このインタビューでは現代のビジネスシーンに定着した「リモートワーク」のことや、デジタル庁によるスタートアップ支援についても、デジタル大臣である河野大臣の見解を聞いている。8月14日公開予定の次回はそちらにも話題を広げていきたい。