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働き方

2024.08.13 16:45

日本人は「休暇恐怖症」、有休があるのに取らない

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有給休暇を取りやすくする職場環境の改善に努める企業が増えているようだが、休暇の取得に関する調査によれば、実際に有給が取れるかどうかは別問題のようだ。また、休暇の取りやすさは企業の業績にも影響を与えるようにも思われる。

中途採用サービス「ミイダス」を運営するミイダスは、全国の20代から50代の社会人400人を対象に夏期休暇に関する調査を行った。夏期休暇が取りやすいと感じている人は、「取得しやすい」、「やや取得しやすい」を合わせて約85パーセントと好成績だった。理由は、「会社として休暇が取りやすい雰囲気だから」が約61パーセント。上司や同僚が取得するから、業務の引き継ぎがしやすいからといった理由が続く。

休暇が取りにくいと答えた約15パーセントの人に理由を聞くと、休暇が取りにくい雰囲気、上司や同僚が休まないから、業務の引き継ぎが面倒な雰囲気など、取りやすい場合の裏返しの事情が示された。だが、もっとも大きな理由は「業務的に休暇を取る余裕がないから」というものだった。とくに50代の人たちにその傾向が強い。責任ある立場の人ほど忙しく、自己判断で休暇を断念するケースと考えられる。

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文 = 金井哲夫

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