ある時、Quoraのユーザーの一人から、「ビル・ゲイツやステーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、リチャード・ブランソンのようになるためには、どうすればいいですか?」と尋ねられた彼女は、「極端な成功は、極端な性格から生まれるもので、多くのものを犠牲にして手に入れるものです」と回答した。
「リチャードやイーロンのようにならなくても、裕福で成功し、素晴らしいライフスタイルを維持することは可能です。こうした人々は、世の中のことを通常とは異なる厳しい方法で経験せざるを得なかった変わり者で、社会に適合できない人になりがちです。彼らは他の人と同じような考え方をしません。物事を新しいアイデアや洞察を生み出すような角度から見ています。多少狂っていると思われるかもしれません。しかし、彼らのようになりたいのであれば、何かに取り憑かれていることが重要です」と彼女は語った。
「さらに言うと、自分が最も得意な分野のみに専念することが大事です。それが極端な人々の特徴です。彼らは独自の大胆な視点から物事を捉えて、一点突破を図るのです」と、2000年から2008年にかけてイーロン・マスクと結婚していたジャスティンは述べている。
彼女によると、ゲイツやジョブズ、マスクなどの偉大な起業家は、自身の弱点を強みに変えるのだという。「彼らは、弱点を長所に変える方法を知っており、自分には全く才能のない分野で優れた能力を持つ人々と提携関係を築こうとします」
ストレスを避けない
現在51歳の彼女はさらに、マスクとの結婚生活から得たものと思われる、ストレスに関するアドバイスも行っている。それは、「ほとんどの人を壊すレベルのストレス」に対処する方法を学ぶことが重要だというものだ。ジャスティンによると、マスクは、ストレスを避けず、それを減らそうともせず、より多くのストレスに耐えることを目指したという。彼は、自分の許容範囲を拡大して、ストレスを再定義したのだという。ジャスティンはさらに、偉大な起業家になるためにはビジネスに社会的意義を見出すことが重要だと語った。「課題が見えてくるまで、あなたの執着心に従うのです。可能な限り多くの人に影響を与える課題を発見して、それに命がけで取り組むのです。何年もかかる長期的なゲームをプレイして、異なる分野からさまざまなドットを集めて、それらを結びつけていくのです」と彼女は語り、「偉大な起業家は、失敗を恐れません。恐れる場合もありますが、それでも前に進むのです」と付け加えた。
「彼らは、しばしば派手な、まわりから見て明らかな失敗をしますが、そこから何かを学びます。彼らは他の人々が学ぶことができない、もしくは永遠に学ばないであろうことを学びます。彼らには信じられないほどの熱意と打たれ強さがあるのです」
プレッシャーは卵を割ることもあるが、ダイヤモンドを生み出したりもする。あなたが、たとえイーロン・マスクのことが嫌いだったとしても、彼が実践するメソッドは試してみる価値がありそうだ。あなたが目指す成長は、あなたが快適だと感じる場所の外に広がっている。
(forbes.com 原文)