世界、日本の「未来を発明」する多彩な人々「次の10年」を牽引するライジングスター
Forbes JAPANでは、3つの重点領域に加え、次の10年を見据えた企画も始めている。「次のインパクト」をつくりだすのは、多彩な起業家精神をもつ彼ら・彼女らであるはずだ。Forbes JAPANでは、「スタートアップ」「30 UNDER 30」「スモール・ジャイアンツ」の3つの重点領域、「大企業」「女性」「ビリオネア」分野に加え、さまざまな特集企画を行ってきた。いつの時代にも、どこの領域にも、よりよき世界・社会を目指して、壮大なビジョンに挑み続ける「偉大なる挑戦者・先駆者」たちがいる。そんな彼ら、彼女らに光を当てていきたいからだ。
例えば、世界的デザイナー、ジョン・マエダが表紙を飾った「デザイナー」特集、スタートアップでも分野に特化した「クラウド」、研究開発型の「ディープテック」企画、時代の変化の先をいく「ルールメイカー」、生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」特集、クリエイターエコノミー経済圏で誕生した「新・クリエイター」などが代表的な企画だ。
それ以外にも、米Forbesがコロナ禍以降に提唱した「インクルーシブ・キャピタリズム(包摂的な資本主義)」をテーマに、「新しいフィランソロピー」特集、社会課題解決と事業成長を両立してポジティブな影響を社会に与える「インパクト」特集なども行ってきた。
そして「次の10年」を見据えて、特に力を入れたい企画も始めている。「カルチャープレナー」「新・起業家」特集、そして「未来の企画」たちだ。トーマス・エジソンやライト兄弟のように時代を変える「未来のクレイジーな人たち」を、ライジングスターとして、これからも応援していきたい。
Culture-Preneurs|カルチャープレナー30
『Forbes JAPAN』2023年11月号の特集企画「カルチャープレナー」は、文化で稼ぐ新しい起業家たちであり、日本で同時多発的に誕生している文化起業家たちの特集だ。カルチャープレナーは英語のCultural Entrepreneursを元にした造語であり、新しい概念である。文化やクリエイティブ領域の活動によって、それまでになかった革新的なビジネスを展開し、豊かな世界を実現しようと試みる人たちのことを指す。特集では、40歳以下の若いカルチャープレナーたち30組を選出。選出条件は、1.文化資産や地域資源を掘り起こし、新しい価値やエコシステムをつくろうとしている人たち、2.日本文化の価値を世界に伝えていくことができるリーダーシップをもった人たちのいずれかに該当する人たちだ。