3日かその前日ごろ、就役して10年になるロストフ・ナ・ドヌーはロシア支配下のクリミアのセバストポリ港に停泊していたところ、ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたもようだ。ウクライナ軍参謀本部は「攻撃の結果、この潜水艦は沈没した」と主張している。
ウクライナ国防省は「よくやった、戦士たち」と戦果をたたえ、「黒海の魚たちは新たな住処ができて楽しんでいるだろう」と皮肉っている。
A russian submarine went to the bottom of the Black Sea.
Ukrainian defense forces successfully attacked the B-237 "Rostov-na-Donu" attack submarine in Sevastopol's port. As a result of the attack, the submarine sank.
Great work, warriors. The Black Sea fish will enjoy their new… pic.twitter.com/KzbaZATcFR — Defense of Ukraine (@DefenceU) August 3, 2024
Before and after @planet imagery of the ship repair area at Sevastopol. It does appear that the floating dock was possibly damaged by an explosion. I cannot make a BDA on whatever was inside. https://t.co/DXcwZauft2 pic.twitter.com/IigvepmwFJ
— Decker Eveleth (@dex_eve) August 3, 2024
2022年2月にロシアがウクライナに対する戦争を拡大した当初、大型艦を36隻前後保有していた黒海艦隊は、ウクライナ海軍のごく小規模な艦隊を文字どおり圧倒していた。
ウクライナ海軍はその後、残っていた最後の数隻の大型艦も撃沈されたり自沈させたりすることになった。しかし、その後も空軍と連携した攻撃を行うなど戦い続けた。
ウクライナ側はこれまでに、水上ドローン(無人艇)や巡航ミサイルなどによって黒海艦隊の大型艦の3分の1を撃破するか損傷させた。戦争拡大後間もない2022年4月には、黒海艦隊の旗艦を務めていたミサイル巡洋艦「モスクワ」もミサイル2発で沈めている。
ロストフ・ナ・ドヌーは、比較的最近被害に遭った一艦だった。昨年9月13日、ウクライナ空軍のSu-24戦闘爆撃機が英国製のストームシャドーと思われる巡航ミサイルをセバストポリに向けて発射し、保守整備のため乾ドックに入渠中だったこの通常動力型潜水艦と揚陸艦に被弾させた。