2024.08.04 12:00

上位0.1%の超富裕層が求めるラグジュアリー、旅行業界には提供不可能に?

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だが、ラグジュアリートラベル向けの支出は過去最高を記録し、さらに増え続けている。そうした中で、(超富裕層ではない)富裕層の旅の体験に改善がみられていないのはなぜだろうか。この矛盾した状況について、インディアはこう説明している。
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「パンデミック以来、すべてが100%の稼働率になっています。そのため、ホスピタリティーのプロバイダーたちは、(より良いサービスの提供のために)無理をする必要がありません」「また、旅行業界は選択肢が非常に幅広くなっています……顧客は、嫌な思いをしたホテルには二度と行かないでしょう」

超高級ホテルも困難に直面

一方、ホテルはいずれも、同じ圧力にさらされている。

「ホテルの稼働率は、99%になっています。そして、スタッフ不足です。常に人が入れ替わり、十分なトレーニングを受けていないスタッフたちは、顧客の体験に重点を置くことができなくなっています」

こうした状況下で、納得のいくサービスを受けるだけの余裕がある旅行者たちは、どこにそれを求めることができるだろうか? インディアは、今こそ(自らが運営するような)会員制のプライベートコンシェルジュ・サービスの出番だと考えている。「ご利用いただくたびに、より良いサービスを提供することをお約束しています」と話している。
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ラグジュアリーホテルは、「死んだ」わけではないかもしれない。だが、少なくとも超富裕層の顧客たちにとっては、ここ10年の間に根本的に、本質的に変化した。ホスピタリティー分野が今後、これにどのように対応していくのか、向こう10年間において、この業界に関して注目していくべき動向の1つになるだろう。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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