ザッカーバーグの保有資産は、メタの株価が6%上昇したことを受け、1日に1670億ドル(約25兆円)から1780億ドル(約26兆6000億円)に跳ね上がった。
メタの13%を保有する彼の資産は、LVMH会長のベルナール・アルノー(保有資産1770億ドル)やオラクル会長のラリー・エリソン(同1720億ドル)を追い抜いた。ザッカーバーグは現在、テスラCEOのイーロン・マスク(同2370億ドル)とアマゾン会長のジェフ・ベゾス(同2050億ドル)に次ぐ世界3位の富豪となっている。
彼の資産は、2022年9月にメタの株価低迷によって600億ドル(約9兆円)を下回り、2015年以降で初めて世界の富豪のトップ10から脱落した当時と比較して、3倍以上に増加している。
メタの株価は、2022年の底値から約500%の上昇を遂げている。現在、同社の時価総額は約1兆3000億ドル(約194兆円)で、世界で6番目に高い。ベゾスやマスク、ザッカーバーグらは、いずれも自身が創業した企業の株式を所有しており、ベゾスはアマゾンの約9%、マスクはテスラの約12%、ザッカーバーグはメタの約13%を所有している。
1日のメタの株価上昇は、同社の第2四半期の利益と売上の両方がアナリスト予想を大きく上回り、人工知能(AI)関連の巨額の支出への投資家の懸念を和らげた後に起こっていた。
メタは、3月に同社初となる1株あたり0.5ドルの四半期ごとの配当を導入した。これにより、ザッカーバーグは年間約6億9100万ドル(約1034億円)を追加で受け取ることになる。
(forbes.com 原文)