2024.08.03 12:00

外国旅行で「嫌われる観光客」にならないために、専門家が5つのアドバイス

3. 現地の食習慣に従う

「外国で失礼にならないように食事をするには、その土地の料理を楽しみながら、文化的規範に留意することが必要です」とブレッシュは述べている。席に着くまで待つ、食器を正しく使うといった現地の食事の習慣に従いながら、料理に対する感謝の気持を表すことが、休暇中にホスピタリティサービスを楽しむ際の礼儀である。

また、現地の料理や味を試すことに抵抗を持たずに、初めての食べ物や飲み物を積極的に受け入れることも、敬意を示し、旅行体験を高めるための方法だ。「人前で食べ物について否定的な発言をしたり、自国の料理と比較して侮蔑することは、失礼に見られるので絶対にしてはいけません」とブレッシュは付け加える。

4. 適切なチップを払う

チップは多くの国で文化的な慣習となっており、サービス提供者から期待されることが多い。多くの国では、チップがサービス業従事者の収入を補完していることがあり、収入全体におけるかなりの部分を占めている。チップを払わなかったり、金額が少なすぎたりすると、無礼とか失礼だと受け止められることもある。

チップの礼儀作法は訪れる国によって異なるが、それはウェイターやウェイトレス、バーテンダー、シェフなどの労働者から提供されたサービスの労力や質に対して、感謝の念を表す手段である。一般的には5〜15%程度のチップで十分だが、彼らの気分を害さないようにように、訪問先の国で許容できるとみなされるチップの額をあらかじめ調べておくのが賢明だ。

5. 全般的に感謝の気持ちを表す

旅行中に感謝の意を表現することは、好ましい交流を築くために役立つだけでなく、自分が受けたサービスや手助けに対する敬意を示すことにもなる。「ありがとうと言ったり、笑顔のように非言語的な合図を使ったり、あるいは御礼のしるしに記念の品を贈ったりというような簡単な意思表示で、感謝の気持ちを効果的に伝えることができます」と、ブレッシュは語る。「現地の住民と交流する際には、忍耐や理解も重要です。旅行中にこのような実践を取り入れれば、感謝の気持ちを表し、現地の人々との交流を築いて、全般的に楽しい休暇を過ごすことができます」
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forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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