音楽

2024.08.01 16:00

今なお輝きを増す「ビートルズ」の偉業、アルバム『1』が550週ランクイン

Kraft74 / Shutterstock.com

ビートルズは、音楽の世界で揺るぎない地位を確立している。彼らは60年代初頭にデビューして以来、商業的に最も成功し、最も影響力のあるバンドの1つとして君臨してきた。解散から数十年が過ぎても、ビートルズの伝説は、新たな記録を打ち立てることでさらに輝きを増している。

今週、ビートルズのアルバム『1』が特別な節目を迎える。このコンピレーションアルバムが、Billboard 200で550週間ランクインを果たしたのだ。

『1』は、ビートルズにとって、Billboard 200で最も長くチャートインしているアルバムだ。米国において最も人気のあるアルバムの週間ランキングであるBillboard 200で、550週間ランクインしたアルバムは、これが初めてだ。当分の間は、この記録を超えることは難しいだろう。

ビートルズのアルバムで、Billboard 200に2番目に長くチャートインしているのは『Abbey Road』だ。このアルバムはすでに491週間もランクインしており、500週間達成まであとわずかとなっている。しかし、『Abbey Road』は『1』と違い、Billboard 200に頻繁に登場するわけではない。

『1』は今週、順位を2つ上げて195位にランクインした(先週は197位だった)。200位までしか掲載されないBillboard 200チャートにおいて、シングルコレクションの『1』はかろうじて踏みとどまっている状態ではあるものの、歴史的な記録を伸ばし続けている。

音楽データ分析会社のLuminateによると、『1』は先週の集計期間中に8200ユニット弱の売上を記録した。そのうち、400ユニット強が純粋なCDの売上であり、残りの数千ユニット分はストリーミングによるものだ。

ビートルズは2000年の終わりに『1』をリリースし、すぐに大ヒットとなった。このアルバムは同年12月に初登場1位でBillboard 200にデビューした。『1』は8週間チャートの1位を維持したが、驚くべきことに、これでもビートルズのアルバムの中では最長記録ではない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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