ニュースサイトのAndroid Authorityは米国時間7月29日、OuraのAndroid版アプリから食事を追跡するための機能のコードが見つかったと報じた。この機能は、まだアクティブではないが、その仕組みは明確だという。
このアプリはユーザーに食事の記録をとるように促し、その後、食習慣についての提案を行うという。例えば、「一定の時間に食事を摂ることで、体内時計が正確に保たれ、夜に眠りにつきやすく、深い眠りを維持しやすくなる」といったアドバイスを行うとされている。
この新機能はまた、ユーザーに食事の写真を撮ることを勧めており、このことは、同社のアプリが人工知能(AI)を用いて食べ物を分析し、栄養やカロリーなどの情報を提供することを示唆している。
サムスンが7月に発売したGalaxy Ringは、月額のサブスクリプション費用なしで健康管理機能を提供しているが、Ouraはすべての機能を利用する場合に月額5.99ドル(日本では税込み999円)のサブスクリプションへの加入を求めている。
「当社のOura Ringは、50以上の健康とウェルネスの指標とインサイトを提供しており、2024年だけで14の新機能を追加した」と、OuraのCEOを務めるトム・ヘイルは述べており、今回の新機能は、その約束を実行に移すものと考えられる。
しかし、サムスンもこれに遅れをとることはないだろう。なぜなら、Galaxy RingではAIを活用したエネルギースコアなどの機能が大々的に宣伝されているからだ。また、サムスンの健康アプリにも食事の記録機能が導入されている(ただし、写真を用いた食事の分析は出来ない)。
また、グーグルが今後発売するGoogle Pixel 9も、食品の画像をスキャンして、レシピのアイデアを提案する機能を搭載するとされており、Ouraのスマートリングと同様の食事の記録機能を実現する可能性がある。
(forbes.com 原文)