これらの爆撃機は通常、目標から数百km離れた空域からミサイルを発射するので、ウクライナ軍のほとんどの防空システムでは遠すぎて撃ち落とすことができない。ウクライナ軍は4月にロシア南部上空でTu-22M3を1機撃墜したもようだが、これは珍しい事例だ。使われたのはS-200地対空ミサイルシステムだったとみられる。
ウクライナ側は全長約42.5m、可変翼のこの大型爆撃機を駐機中に狙うのが普通だ。2022年と2023年にもロシア国内の爆撃機基地をドローンで攻撃しており、1機を撃破、もう1機を損傷させたもようだ。
27日にあったとされる襲撃で、オレニャ飛行場に駐機中の爆撃機が被弾したのかどうかは不明だ。今後も明らかになることはないかもしれない。ロシア当局がこの種の損失を認めることはめったになく、アナリストらが商用衛星画像を精査し、焼けた機体などの証拠を探すことになる。現時点で、この飛行場でTu-22M3の破壊がはっきり確認できる衛星画像はない。
It appears that one Tu-22M3 aircraft was damaged in an attack on the "Olenya" airbase on July 27. However, higher quality images are awaited for confirmation. This image unfortunately doesn't confirm yet. https://t.co/Nh5STIdB8T pic.twitter.com/qq6LT3y32Z
— NOELREPORTS 🇪🇺 🇺🇦 (@NOELreports) July 29, 2024
(forbes.com 原文)