2014年冬季オリンピックに出場し、金メダルを獲得したアルペンスキーのミカエラ・シフリン選手(米国)は、「メダル獲得は、チャンスを与えてくれるだろう。だが、それはかなり短い期間で終わる」と述べている。
「世界は急速に変化している。だから、成功し続けるか、市場価値があることを示し続けていなければ、メダルがもたらした興奮は、消え去ってしまう」
一方、常に注目を集める競技の選手たちの中には、コートやグラウンドの中でも外でも、多額の収入を得る選手たちがいる。以下、4種目の競技に出場する選手の中で、年収が3位までに入る人たちを紹介する。
男子バスケットボール
1. レブロン・ジェームズ/1億2820万ドル(約198億円)2. ヤニス・アデトクンボ/1億1100万ドル(約172億円)
3. ステフィン・カリー/1億200万ドル(約158億円)
パリオリンピックに出場する選手の中で、最も高額の収入を得ているのはNBAのプレイヤーたちだ。米国代表チームの選手だけでも、すべてのスポーツの選手を対象とする「世界アスリート長者番付」に名前を連ねる選手が7人いる(ケガで出場できなくなったカワイ・レナードを含めれば、8人)。1位のジェームズは、今大会に出場する選手の中で、唯一のビリオネアでもある。
女子テニス
1. イガ・シフィオンテク(ポーランド)/2390万ドル(36億9400万円)2. ココ・ガウフ(米国)/2170万ドル(33億5300万円)
3. 大坂なおみ(日本)/1500万ドル(23億1800万円)
グランドスラム(4大大会)で5回優勝、世界ランキング1位のシフィオンテクは23歳ながら、すでに女子テニス協会(WTA)の生涯獲得賞金ランキングで9位につけている。女子スポーツの中で、選手の収入が最も多いのがテニスであり26歳の大坂は2020年から2022年まで3年連続で、「世界で最も稼ぐ女子アスリート」のタイトルを保持していた。