たとえば、現在Googleフォトユーザーは、スマートフォンのGoogle Pixelを持っているか、2テラバイトのGoogle Oneプレミアムプランに入っていない場合、編集マジックで保存できる回数は月間10回に制限されている。グーグルはこのLiteプランを、2テラバイトのストレージを必要としていないユーザーに対して、編集マジックの保存回数の追加や他のサーバーベースのAI機能を売るためのコスト効果の高い方法として考えているのかもしれない。あるいは、新たなLiteプランを導入するために、現行のGoogle Oneのプランに大きな変更を加えることをグーグルが計画している可能性もある。
グーグルの100ギガバイトのベーシックプランは現在月額250円(日本での提供価格)で、2テラバイトのプレミアムプランは月額1300円だ。2テラバイトのAIプレミアムプランもあり、月額2900円でグーグルのGemini Advancedの機能を利用できる。
既存のGoogle Oneユーザー向けには、200ギガバイトのプラン、あるいは5テラバイトから30テラバイトまでの大容量プランも提供されているが、これらは新規に登録するユーザーは利用できない。注意すべきなのは、これらの5テラバイト以上のプランは、Gemini Advancedと一緒には提供されないことだ。つまりこのAI機能を使いたいユーザーは、ダウングレードするか、別のアカウントを取得する必要がある。この矛盾を考えると、グーグルが近いうちに新たなサブスクリプションプランを導入する可能性はきわめて高く、数週間後に迫っているPixel 9シリーズと合わせて発表されるかもしれない。
(forbes.com 原文)