海外

2024.07.26 14:00

中国のAIユニコーン百川智能、アリババなどから約1000億円調達

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北京に拠点を置く人工知能(AI)関連のスタートアップ、百川智能(バイチュアン・インテリジェント)が7月25日、シリーズAラウンドでアリババやテンセントを含む中国のハイテク大手から50億元(1060億円)を調達したと発表した。

昨年10月に発表されたこの調達ラウンドには、スマートフォンメーカーのシャオミや国営投資ファンドの北京AI産業投資基金、上海AI産業投資基金、深セン資本グループなども参加した。百川智能の広報担当者は、このラウンドにおける同社の評価額を明かさなかったが、新たに200億元(約4200億円)の評価額でシリーズBラウンドの調達を開始すると述べている。

百川智能は、中国2位の検索エンジン企業で2021年にテンセントに買収された捜狗(ソゴウ)を創業した王小川によって2023年4月に設立された企業で、中国語の能力においてOpenAIのGPT-4を上回る独自のAIモデルを構築したと主張している。

同社は、昨年10月に発表したシリーズAでテンセントやアリババ、シャオミを含む投資家から3億ドル(約461億円)を調達したと発表した。このラウンドにおける評価額は、10億ドル(約1536億円)以上と報じられた。

百川智能の競合企業の智譜AI(Zhipu AI)や月之暗面(Moonshot AI)も、ユニコーンの地位を獲得している。この2社もアリババの支援を受けている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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