海外

2024.07.29 15:00

ロバート・ダウニー・Jr.が共同創業のコーヒーブランドが米国で急成長中

Arturo Holmes/Getty Images

小売店との提携と今後の成長

ハッピーの大手小売への進出は単にビジネス目的ではない。より多くの消費者にリーチし、永続的な影響を与えるための戦略的な取り組みだ。ウォルマートやCVSといった業界大手と提携することで、独自のブランド理念と明るいパッケージでもってコーヒーの販売を一変させようとしている。
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「小売業者と多くの時間を過ごしてきた」とデュビツキーは言う。「デザイン、そして価値と、価値が加わることの概念に人々は傾倒し、高く評価しているように感じる。小売店の顧客はこのカテゴリーに光を充てるクールな見識を持っている」

小売店との提携は、ハッピーのリーチを広げながら、消費者の共感を得られる商品を小売店に提供するという、両者に利益をもたらすものになっている。小売店からのフィードバックは圧倒的に前向きなもので、多くの小売店がデザインとハッピーが価値に関して強調していること、そしてその価値を評価している。

社会に何かしら貢献するという使命を持つ消費者向けパッケージ商品ブランドで、小売店に進出しているところは他にもある。例えば、植物由来のミルクを生産しているGood Karma(グッド・カルマ)は、体に良いものを社会に広げるという理念を掲げている。また、市販するには見た目が良くない「醜い野菜」から作られたスナック菓子を販売するConfetti(コンフェッティ)は食品廃棄物の削減に貢献している。だがいずれもハッピーのように急速に事業を拡大してはいない。
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今後の成長に向け、ハッピーには野心的な計画がある。コンビニエンスストアやフードサービスでの提供、宅配のオプションなど、取り扱い箇所の拡大を目指している。新製品開発の態勢も整っており、ハッピーは引き続き成長することが見込まれる。

デュビツキーが言うように、ハッピーは「責任を重視している」。コーヒーという商品ではなく、コーヒーを飲む人々に焦点を当てることにした。「世界は追加のコーヒーを必要としていなかった。ハッピーという会社が必要だった。私たちは今、ちょっとしたハッピーを必要としている」。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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