北米

2024.07.24 18:00

ハリス副大統領の出馬でビヨンセ『Freedom』がチャートに復活

Jim Vondruska/Getty Images

バイデン大統領の選挙戦からの撤退を受けて秋の大統領選への出馬を宣言したカマラ・ハリス副大統領は、まだ選挙キャンペーンを始めたばかりだが、すでに数百万ドルの寄付を集め、存在感を高めている。彼女はまた、音楽業界においても新たな旋風を巻き起こしている。

ハリス副大統領は、7月22日に選挙対策本部を訪れた際に、ビヨンセの『Freedom』が流れる中で登場した。CNNによると副大統領のスタッフが事前に許可を求めたところ、ビヨンセのチームは、ハリス陣営が選挙戦を通してこの曲を使うことを許可したという。

この報道を受け、ビヨンセのファンたちは、2016年に発表された彼女のシングル『Freedom』に再び注目している模様だ。この曲は現在、iTunesの米国のベストセラーソングランキングで49位に浮上している。

さらに、ビヨンセのライブアルバムの『Homecoming』に収録され、ネットフリックスのドキュメンタリーでも使用された、この曲のライブバージョンの『Freedom (Homecoming Live)』もiTunesに再登場し、69位に浮上した。

ビヨンセが『Freedom』をリリースしたのは2016年のことで、アルバム『Lemonade』に収録されていた。この曲は、2020年に黒人男性ジョージ・フロイドが白人警官に殺害されたことから全米に拡大した抗議デモのテーマ曲にもなっていた。
2013年にはオバマ元大統領の大統領就任式で国歌斉唱するビヨンセ(Alex Wong/Getty Images)

2013年に民主党・オバマ元大統領の大統領就任式で国歌を斉唱するビヨンセ(Alex Wong/Getty Images)

ビヨンセは、これまでの大統領選で民主党候補を支持しており、2013年にはオバマ元大統領の就任式で国歌を歌い、2016年の選挙前にはヒラリー・クリントンを応援するコンサートに夫のジェイ・Zとともに登場した。また、2020年の大統領選ではバイデン大統領への投票を呼びかけていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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