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2024.07.24 16:00

次世代iPhone 16 Pro、放熱能力も大きくアップグレード

Apple

iPhone 16シリーズが9月に発売される際に、誰も予測していなかった設計におけるアップグレードが行われると、新しい報道はいう。

The Informationの報道によると、次期iPhoneには右側面に新しいキャプチャーボタン(撮影用のボタン)が搭載され、カメラと連動するように設計されるという。

これはこれまでのうわさと一致している。iPhone 16のバッテリー交換が現行モデルよりも容易になるという噂も同様だ。これらは非常に良いことだが、報道の次の部分が本当に新しい部分となる。

報道によると、9月に発売予定の4機種すべてを含むiPhone 16シリーズには、「筐体内により大きなグラファイトシート(黒鉛の薄板)」を内蔵するという。

グラファイトシートはそれほど魅力的ではないと思われるかもしれない。iPhone 15 Proのチタニウム筐体のようにiPhoneをクールに見せるものではないし、iPhone 16 Proに登場すると予測されるまったく新しい色ほどクールでもない。

しかし、見た目がすべてではない。グラファイトシートはiPhoneの内部に内蔵あり、外観には影響しない。

グラファイトシートの目的は、次期iPhoneの放熱能力を向上させることだ。これは、iPhone 15シリーズが発売された際にすぐに報告された過熱問題に対処するために導入されるものだろう。

この問題はソフトウェアアップデートで解決され、最新機種に限定されたものではなかった可能性がある。しかし、アップルは端末の性能を抑える必要なく問題を解決したとはいえ、別のiPhone発売時に「過熱問題」という言葉が付きまとうことは望まないだろう。

内部のグラファイトシートは、熱効率を向上させ、バッテリー性能やプロセッサの応答速度に影響を与える可能性がある。

報道が事実であれば、iPhone 16シリーズには他にも多くのアップグレードが予定されている。それらには、特定のモデルに異なるディスプレイの搭載、最新のテトラプリズムカメラの幅広い実装、新世代プロセッサの新戦略、より高度なカメラレンズ、明らかに効率的なOLEDディスプレイ、新しいSiri対応マイク、改善されたメインカメラセンサーなどが含まれる。

次期iPhoneの可能性を密かに変えるのは、このような内部のアップグレードなのだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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