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2024.07.28 13:00

旅先の美術館や博物館、特殊な「疲労」の原因に? 予防と対策

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「博物館疲労」については、1920年代にはすでに研究が行われていた。つまり、この言葉は何も新しいものではない。発表されたその研究結果によると、来場者が本来持っている関心の程度を超えるペースで集中的に博物館(美術館を含む)を回り歩くと、展示作品などへの関心が低下するという。
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何1つ見逃したくないと思う一方で、博物館が単調で退屈なものに感じられたり、旅の計画の中で「こなさなければならない」負担のように思えたりするのだという。

そうした「博物館疲労」を克服し、旅を楽しむためにはどのような対策を講じればいだろうか? いくつかの方法を紹介する。

特有の疲労感の原因は?

例えば、パリのルーブル美術館で丸1日過ごしたり、シカゴに滞在中、午後から科学産業博物館とフィールド自然史博物館の両方を見て回ったり、ニューヨークに1週間滞在する間、(複数の博物館が立ち並ぶ)「ミュージアム・マイル」を毎日行ったり来たりしていれば、きっと博物館に疲れてしまうだろう。

「博物館疲労」が起きるのは、あまりにも多くの博物館を見て回ったとき、または少数でも、あまりにも長い時間をかけて鑑賞したときだ。

回避するためには?

まず、旅の計画を立てるときには、訪れるべき博物館を選び、その他のアクティビティも予定に入れておくのがいいだろう。
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歴史博物館、自然史博物館、美術館、インタラクティブな博物館やその他の関連施設を回る間に、別の場所にも行くようにすることだ。イタリアのトスカーナ州に1週間滞在する旅の間、ルネッサンス期の芸術作品を展示する美術館に毎日通っても、私たちの脳は「正しく」刺激されるばかりではないかもしれない。

ツアーに参加することも、博物館疲労を避けることに役立つと考えられる。ガイドたちは、よく見ておくべき作品を知っており(館内マップを見ながら歩く必要もないことから)、脳にかかる負担を軽減してくれるはずだ。また、人とのやり取りという「双方向の体験」をすることもできる。
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編集=木内涼子

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