政治

2024.07.23 13:30

カマラ・ハリス陣営、立候補から24時間で「127億円」の資金調達

Photo by Nathan Posner/Anadolu via Getty Images

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米大統領選からの撤退を決めたバイデン大統領に後継指名されたカマラ・ハリス副大統領は、その後の24時間で8100万ドル(約127億円)という記録的な額の資金を集めた。彼女は7月22日、選挙対策本部で演説し、ドナルド・トランプを激しく批判し、バイデン大統領の決断を称賛した。

8100万ドルという調達金額は、今年これまでのバイデン陣営及びトランプ陣営による1日の調達額を上回り、ハリスのチームによると、キャンペーンの始動から24時間以内に報告された額としては、史上最大という。

この資金は、21日にハリスに引き継がれたバイデン大統領のキャンペーン資金、9600万ドル(約150億円)に追加される。

ハリス副大統領は22日午後に、デラウェア州ウィルミントンの選挙対策本部で演説し、自身がかつてカリフォルニア州の司法長官を務めていた時代に、「女性を虐待する者や消費者をだます詐欺師、自分の利益のために不正を働く者」などのあらゆる犯罪者の取り調べにあたったと語り、「私は、トランプのような者たちを知っている」と語った。

副大統領はまた、トランプが大統領に返り咲けば、「社会保障とメディケアが削減対象になる」と述べ、トランプは「我々の国を後退させたがっている」と語った。

バイデン大統領は、スタッフミーティングに電話で参加し、ハリス副大統領を称賛し、「君は最高だ」と彼女に言った。


8月19日から開催される民主党全国大会まであと1カ月を切る中、ハリス副大統領がいつ大統領選の副大統領候補を選ぶのかはまだ不明だ。ただし、ハリス副大統領はすでに、オバマ政権で司法長官を務めたエリック・ホルダーに対し副大統領候補の精査を依頼したと報じられている。ケンタッキー州知事のアンディ・ベシアやペンシルベニア州知事のジョシュ・シャピロ、ノースカロライナ州知事のロイ・クーパー、運輸長官のピート・ブティジェッジなどの名前が有力候補として浮上しており、全員がすでにハリス副大統領を支持している。

バイデン大統領が選挙戦から撤退した後、ハリス副大統領は党の大統領候補指名を受けるのに十分な数の代議員を迅速に確保し、22日夜の時点で彼女を支持する代議員は1976人を超えた。民主党幹部は22日、8月7日までに候補者を正式決定するためのプロセスを始めたと語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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