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音楽

2024.07.23 14:00

全米アルバム1位にエミネム、テイラー・スウィフトの連勝記録がストップ

Eminem(Photo by Theo Wargo/Getty Images for The Rock and Roll Hall of Fame)

テイラー・スウィフトの最新アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(THE TORTURED POETS DEPARTMENT)』は、5月4日に全米アルバムチャートのビルボード200で初登場1位を獲得して以来トップに君臨してきたが、史上最も成功したラッパーの一人が、その連勝を終わらせた。

今週のビルボード200では、エミネムが4年半ぶりに発表したニューアルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』が1位となり、ヒップホップ界の巨人であるエミネムがスウィフトの連勝記録をストップした。

スウィフトの最新アルバムは、ビルボード200で初登場1位を記録して以降に12週連続で1位を保持したが、この記録はカントリー界のスター、モーガン・ウォレンのアルバム『One Thing at a Time』が昨年達成した記録に並ぶもので、歴代2位とされている。この指標における最長記録は、スティーヴィー・ワンダーが1976年に発表したアルバム『キー・オブ・ライフ』で、初登場1位から連続して13週間トップを保持していた。

スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』は、12週間にわたり1位を保持し続けた時点で、ホイットニー・ヒューストンが1987年の『Whitney』で達成した、11週連続トップの記録を破り、女性シンガーの最長記録を更新していた。スウィフトのこのアルバムが、13週連続でトップに立ち続けていたら、彼女は再び歴史を作っていたことになる。

エミネムの『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』は、28万1000枚のアルバム換算売上を記録してビルボード200の1位にランクインした。この数字は主にストリーミングによるもので、アルバムに収録されたトラックは、SpotifyやApple Musicなどのプラットフォームで1週間で合計2億2000万回という驚異的な再生回数を記録した。また、デジタル販売のみで11万4000枚を売り上げた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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