ソニーの肝煎りゲーム『CONCORD』 PC版オープンβは絶不調の結果に

(c)Sony Interactive Entertainment/Firewalk

もちろん、PS5版オープンベータでの数字がどうだったのかはわからないが、仮にPC版の10倍だったとしても、オープンベータとしては良くない水準だ。また、『HELLDIVERS 2』ではPC版のプレイヤーがPS版よりも多かったことも特筆すべきだろう。一部のプレイヤーは基本プレイ無料に切り替えるべきだと主張しているが、たとえそうしてもこの状況を劇的に変えられるとは思えない。
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これは『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』と同じく、「誰も欲していないゲームを作ってしまった」問題だと私は思う。自分たちがユニークで魅力的だと思ったコンセプトのゲームを作ったものの、それが的外れだったということだ。ヒーローシューターというジャンルは、『Marvel Rivals』のように非常に認知度の高いIPを使うか、人々が何年もプレイしてきた『オーバーウォッチ』や『エーペックスレジェンズ』よりも魅力的なキャラクターを登場させない限り、新鮮味がない。

ライブサービスは、ソニーの未来にとって非常に重要だ。『HELLDIVERS 2』は予想を大幅に上回る成功を収めたが、『CONCORD』ではまったく逆のことが起ころうとしているように思える。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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