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2024.07.21 17:00

iPhone 16購入に待った、本命は次世代「iPhone SE」

たとえばこれまでは、前世代のAxxチップセットの使用、消費者向けストレージオプションの削減、メモリ仕様をできるだけ低く抑えることなどが行われてきた。しかし、生成AIをサポートするには、最新のApple Siliconとより大きなメモリが要求され、できるだけ多くの処理をローカルデバイスで行えるようにする必要があるため、もはやそのような措置はとられない。

もしiPhone SEがApple Intelligenceに対応するのであれば、iPhone 16と同じ基本スペック、特にApple Siliconが必要になる。iPhone SEがメインラインと同じチップセットを搭載することは以前にもあったが、この世代でもそうなる可能性は高い。

結局のところ、AIが未来であるなら、Apple Intelligenceはあらゆる場所に存在する必要がある。そしてそれがあらゆる場所に存在するためには、iPhone SEでもサポートされなければならない。

生成AIのタイムラインについても疑問がある。派手にブランド化されたApple Intelligenceは先に行われた世界開発者会議(Worldwide Developer Conference、WWDC)でプレビューされ、iOS 18にはその一部が組み込まれる。しかし、iOS 18はiPhone 16とiPhone 16 Proが9月に発売される際に一般に公開されるものの、重要なAIコンポーネントは2025年第1四半期まで登場しない。

アップルのコミュニティは、AI対応の初iPhoneとしてのiPhone 16の売上に「AIブーム」を期待しているかもしれないが、アップルが注文量を増やす計画をしているという兆候はサプライチェーンには見られない。アップルの革命が始まるのが2025年の第1四半期になるのなら、その革命がどのような形になるのかを、待ったほうがいいのではないだろうか?

もしiPhoneプラットフォームの全機能を活用したいならば、iPhone 16 ProやiPhone 16 Pro Maxを選ぶことになるだろう。他のiPhoneに目を向ける必要はほとんどない。コストパフォーマンスを最大化したい場合は、iPhone SEはiPhone 16よりも良い選択肢となる。そして、Apple Intelligenceの登場が遅れることを考えると、次のiPhoneをその登場前に購入する大きなメリットはないだろう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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