17日には他にも多くの人々が演説し、国家の安全保障や外交政策、移民政策について語った。また、2021年のアフガニスタン・カブール空港の自爆テロで亡くなった13人の米軍兵士の家族がステージに上がり、愛する人を亡くした悲しみを描いたビデオの上映に続いて、アフガニスタンからの混乱に満ちた米軍の撤退についてバイデン大統領を非難した。
2022年に上院議員に選出された39歳のヴァンスの知名度は、一般有権者や党内の人々の間で、まださほど高くない。15日に発表されたYouGovの世論調査では、回答者の43%がバンスについて意見を持っていないと回答し、一部の共和党員も彼をよく知らないことを認めている。
シリコンバレーとトランプをつなぐ役割
ヴァンスが2016年に出版したベストセラーの『ヒルビリー・エレジー』は、ラストベルトと呼ばれる米国中西部での幼少期を描いたもので、貧しい白人が大多数を占める地方の暮らしを克明に描き、トランプの支持の高まりを説明する著作として注目を浴びた。彼は、政治の道に進む前にベンチャーキャピタリストやバイオテクノロジーの起業家として働いた経験を持ち、2022年の上院議員選挙でPayPal創業者のピーター・ティールから1500万ドルの支援を受けていた。
ヴァンスは、シリコンバレーの寄付者とトランプをつなぐ役割を果たしており、彼の友人のテック起業家のデビッド・サックスは、6月にシリコンバレーでトランプの資金集めのイベントを開催し、1200万ドルを集めていた。
(forbes.com 原文)