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2024.07.22 17:45

宇宙で凧を揚げる「宙凧プロジェクト」、浜松市の宇宙産業参入を祝う

プレスリリースより

毎年5月、静岡県浜松市では450年前から続く「浜松まつり」が開催される。そこでは、初めての子どもの出産を祝って、その家の家紋を入れた大凧を揚げる「初凧」という壮大な凧揚げ大会が開かれる。それにちなみ、宇宙で初凧を揚げようという「宙凧プロジェクト」が立ち上がった。

企画したのは、今年1月、浜松市に創業したばかりの宇宙利活用研究という企業。同社は、自動車、電子、楽器など高度な工学技術を有する企業が集まる浜松市に、持続可能な地域産業としての宇宙産業という選択肢をプラスしようと活動している。具体的には、ロケット、スペースプレーンの開発製造支援をはじめ、民間企業が持つ技術を宇宙産業に展開するためのコンサルティング、既存宇宙産業企業と新規参入を目指す企業とのマッチングなどだ。

宙凧プロジェクトは浜松市の新たな宇宙産業の誕生を祝うものであると同時に、宇宙利活用研究が感じている「非宇宙産業の理解と巻き込みができていない」という課題を克服する一環として、浜松市民になじみの深い凧と宇宙を結びつけ、宇宙を身近に感じてもらう狙いがある。

具体的な計画はまだ公表されておらず、まずは協賛金集めからのスタートとなる。「企業や一般の方々の協賛金という風によって舞い上がります」と同社は話している。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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