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『キャンディークラッシュ』のKing創業者らが新ゲーム企業を設立

Didem Mente/Anadolu via Getty Images

大ヒットしたモバイルゲーム『キャンディークラッシュ』で知られるスタートアップKingは、2016年に59億ドル(約9310億円)でアクティビジョン・ブリザードに買収されたが、同社の創業チームは、新たなゲーム企業を立ち上げた。

Kingの共同創業者で元CCO(チーフクリエイティブオフィサー)のセバスチャン・クヌットソンと、元 COOのステファン・クルガンは、2023年にクイーン・デジタル・エンタテイメント(QDE)という新たな会社を設立した。LinkedInの情報によると、2人は少なくとも10人の元Kingの社員を採用している。

彼らは、新たなカジュアルゲームアプリの開発に取り組んでおり、初期計画としてマッチ3スタイルのパズルゲームに焦点を当てている。QDEは、クヌットソンやクルガンに加えて、投資会社Permiraのマネージングディレクターであるカート・ビョークルンドから約500万ドルを調達したとされている。

大ヒットしたゲームの『キャンディークラッシュ』は、Kingによると2012年のリリース以来200億ドルの収益を上げ、50億回以上のダウンロードを記録している。アクティビジョン・ブリザードは、Kingがニューヨーク証券取引所に上場してから18カ月後に同社を買収していた(その後、アクティビジョン・ブリザードは、2022年にマイクロソフトに690億ドルで買収された)。当時、この取引はゲーム業界において画期的なものであり、欧州のテクノロジー企業にとって最大の買収の1つとされた。

クヌットソンは2022年3月にKingの職務を離れ、共同創業者のリカルド・ザッコーニらと設立したベンチャーキャピタルのSweet Capitalに専念していた。クルガンは2019年にKingを退社し、それ以来、Index Venturesのパートナーを務めている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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