溜まっているプロジェクトを片づける
途中で別の用事を頼まれることが少ないこの時期は、後回しになっていたプロジェクトに取り組む絶好の機会だ。何から始めるべきか? それははっきりしている。受信トレイを開こう。まだ手をつけていない仕事が必ずあるはずだ。静寂を楽しむ
オフィスの喧騒が静まれば、集中力と効率が高まる。この静かな時間を生かして、高い集中力と創造性を要する「ディープ」な仕事に没頭しよう。新しいアイデアを練ったり、詳細なリポートを書いたり、企画書を作成したりといった、思考を途切れさせずに取り組む必要のある作業をするには、もってこいのタイミングかもしれない。いつもより慌ただしさのない環境には、どこか人をリフレッシュさせる効果がある。この静けさを利用して、「本物」の昼休みをとろう。デスクでランチを食べたりしない、本当の意味での休息だ。なるべく避けたい休日出勤でもしないかぎり、こんなチャンスは二度とないかもしれない。
社交的になる
多くの同僚が休暇中だとしても、この機会を利用して、職場に残っている同僚と関係を構築することができる。言ってみれば、(休暇中の学校を舞台にした)映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』のオフィス編といったところだ。多忙な上司や重役とのミーティング予定を組むのがいつもは難しくても、今なら、彼らのカレンダーにも余裕があり、空いている枠を見つけられるかもしれない。人脈作りのためでもいいし、単に楽しい時間を過ごすためでもいい。オフィスで新しい人と知り合うことに、マイナス面はまったくない。
目標を再確認する
1年の半ばに当たる夏の時期は、年初に自分が立てた1年の目標について、達成具合を評価する絶好のチェックポイントとなる。目標を立てていなかったとしても、別にかまわない。今から目標を立てよう。大丈夫、誰も見ていない。みんな休暇中なのだから。
同僚の帰還に備える
同僚の休暇が終わることは、自分の休暇が終わることほど悲しいわけではない。それでも、多少の準備は必要だ。同僚が戻ってきたときに備えて、どうすれば休暇明けに仕事をスムーズに申し送りできるか、考えておこう。共有ファイルを整理したり、プロジェクトの進捗状況をまとめたり、戻ってきたときのミーティングの予定を組んだりしよう。そうすることで、みんなからの好感度が上がるだろう。休暇ほどすばらしいわけではないが、喜ばしいことには違いない。
(forbes.com 原文)