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2024.07.12 13:00

テスラ株、11営業日連続の上昇記録ストップ 「ロボタクシー」発表延期で

Muhammad Alimaki / Shutterstock.com

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米国時間7月11日、テスラの株価が約2週間ぶりに下落し、イーロン・マスクの推定資産が約110億ドル(約1兆8000億円)減少した。ブルームバーグが、同社のロボタクシーサービスの開始が遅れる報じたことが、急落の引き金となった。

テスラは、11営業日連続の株価上昇で時価総額を約2570億ドル(約43兆8000億円)増加させていた。

テスラの株価は午後2時40分時点で約7%安の245ドル強となり、6月24日以来初めての下落となった。またこれは、3月4日に7%以上下落したとき以来の大幅な下げでもある。

マスクのテスラにおける約13%の持ち株の価値は、11営業日連続の上昇で約560億ドル(約8兆9000億円)増加したが、11日の取引終了時には1882億ドル(約30兆円)から1768億ドル(約28兆2000億円)に減少した。

ブルームバーグの報道によると、テスラはロボタクシーの発売を8月から10月に延期するという。同社は車両の再設計を行う予定であると、匿名の関係者が述べた。テスラはコメントの要請に応じていない。

マスクは推定資産2473億ドル(約39兆4000億円)で世界一の富豪であり、11日に株価が4.25%の下落した後でも、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの推定資産(約33兆5000億円)を約367億ドル(約5兆8000億円)上回っている。

今回のテスラ株の連続上昇は、昨年5月以来最長である(当時、テスラ株は13営業日連続、合計約41%上昇した)。今回の連続上昇で、テスラの時価総額は約2570億ドル(40兆9000億円)増加した。

マスクは今年初めにテスラのロボタクシー車両の発表を予定し、8月8日に公開すると発言していた。2016年に「テスラネットワーク」と呼ばれるロボタクシー構想を初めて発表した際に、マスクはテスラ所有者が「自分の車をロボタクシーサービスに登録して」収益を上げることができると述べていた。今年の第1四半期の業績発表でマスクは、同社が開発中のソフトウェアを使い、数百万台の自動運転車両を運用する予定であると投資家に伝えていたという。テスラの株価は2024年上半期で20%下落したが、これは納車台数の減少によるものだった。しかし、現在は4月につけた年初来安値から約6%高い水準となっている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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