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映画

2024.07.12 14:00

ケビン・コスナーの西部劇映画が大コケ、第2弾が公開延期に

Kevin Costner(Steve Granitz/FilmMagic)

ケビン・コスナーの4部作の西部劇映画シリーズ『ホライズン』の第2弾は、8月16日に劇場公開される予定だったが、延期が決まった。この動きは、この映画の第1弾が批評家からの低評価と興行収入の低迷に直面したためだと報じられている。

この映画の第1弾は6月28日に劇場公開されていた。配給会社のテリトリー・ピクチャーズとニュー・ライン・シネマは、『ホライズン』の第1弾を今後数週間にわたってより多くの観客に見てもらうために、第2弾を公開カレンダーから外したと説明した。

『ホライズン』の第1弾は、まだ劇場で上映中であり、7月16日にビデオ・オン・デマンドでリリースされ、最終的にはストリーミングサービスのMaxで配信される予定だ。一部の劇場ではすでに第2作のチケットを販売していたが、これらのチケットは払い戻されるという。

『ホライズン』の第1弾の公開初週の週末の興行収入は、わずか1100万ドル(約17億8000万円)だった。この映画の制作予算は、1億ドル(約162億円)と報じられており、コスナーは、自身のサンタバーバラの自宅を抵当に入れて3800万ドルを個人で出資したと述べていた。この映画の公開から2週間の世界の興行収入は、Box Office Mojoによると2300万ドルだった。

第2弾の公開日や、公開の延期がコスナーの映画のシリーズ全4作の公開計画にどのように影響するかは不明だ。コスナーは現在、第3作の撮影を行っている。

第1弾の『ホライズン:アメリカン・サーガ』は、批評家を感動させることができず、批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア48%という低評価を受けた。ハリウッド・レポーターを含む多くのレビューでは、この3時間の映画が冗長で、登場人物が多すぎて互いの関係性が不明瞭だと指摘された。

『ホライゾン』の企画は、コスナーが長年温めてきたもので、彼にとって2003年の『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』以来の監督作品だ。コスナーは、この映画の制作を2022年に開始し、第1弾は5月にカンヌ映画祭でプレミア上映された。カンヌの観客は7分間のスタンディングオベーションを送ったが、Varietyは「多数の途中退場者がいた」と報じ、大半の批評家は否定的な評価を下していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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