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2024.07.12 00:00

「ご連絡させていただきます」は正しい敬語表現か?使い方と注意点を徹底解説

「ご連絡させていただきます」の意味と使い方

「ご連絡させていただきます」という表現は、ビジネスシーンでよく使われるフレーズですが、正しい使い方を理解していますか?ここでは、この表現の意味と正しい使い方について解説します。

「ご連絡させていただきます」の意味

「ご連絡させていただきます」は、「連絡する」に「ご」をつけ、さらに「させていただきます」で謙譲語を重ねた表現です。これにより、「相手の許可を得て、連絡をさせていただく」という意味になります。

「させていただく」の使い方

文化庁の定義によると、「させていただく」は以下の二つの条件を満たす場合に使うことができます。

  • 相手の許可を得た上で行うこと。
  • その行為によって相手に何らかの恩恵があること。

つまり、「ご連絡させていただきます」は、事前に相手から許可を得ている場合にのみ正しい使い方となります。


「ご連絡させていただきます」の例文とその注意点

ビジネスシーンで頻繁に使われるこの表現ですが、正しい使い方を理解し、適切に使用することが重要です。具体的な例文と共に注意点を見ていきましょう。

使用例と注意点

例文:
「お忙しい中恐縮ですが、後ほどご連絡させていただきます。」
「先日の会議の件について、詳細をメールにてご連絡させていただきます。」

注意点:
「ご連絡させていただきます」は二重敬語となるため、使う場面に注意が必要です。目上の人やお客様に対しては、「ご連絡いたします」や「ご連絡申し上げます」の方が無難です。

「ご連絡させていただきます」の類語とその使い分け

「ご連絡させていただきます」には、他にも類似した表現があります。状況や相手に応じて適切に使い分けることが大切です。

類語とその使い方

「ご連絡申し上げます」
「ご連絡申し上げます」は、目上の人やお客様に対して使うと丁寧な印象を与えます。例えば、「ご案内の件について、後ほどご連絡申し上げます。」

「ご連絡差し上げます」
「ご連絡差し上げます」は、やや堅い表現ですが、重要な連絡や正式な場面で使うと効果的です。例:「新製品のリリース日について、近日中にご連絡差し上げます。」

「ご連絡いたします」
「ご連絡いたします」は、謙譲語と丁寧語の組み合わせで、比較的幅広い場面で使えます。例:「会議の日程が決まり次第、ご連絡いたします。」

「ご連絡させていただきます」の英語表現

ビジネスシーンでは、英語での連絡も必要になる場合があります。「ご連絡させていただきます」を英語で表現する方法について見ていきましょう。

英語での表現例

「I will contact you later」
これは「後ほどご連絡いたします」という意味で、シンプルかつ明確な表現です。

「I will be in touch」
「連絡を取り合いましょう」という意味で、カジュアルなビジネスシーンでよく使われます。

「I will get back to you」
「折り返しご連絡いたします」という意味で、すぐに回答できない場合に使われます。


まとめ

「ご連絡させていただきます」は、ビジネスシーンで多用される表現ですが、二重敬語となるため、使い方には注意が必要です。正しい場面で適切に使うことで、より丁寧なコミュニケーションを実現できます。また、状況や相手に応じて類語を使い分けることで、ビジネスシーンでの信頼感を高めることができます。英語表現も覚えておくことで、国際的なビジネスシーンでも円滑なコミュニケーションが可能になります。

このように、敬語表現の使い方を正しく理解し、状況に応じて適切に使い分けることが、ビジネスパーソンとしての信頼性を高めるポイントです。ぜひ、今回の内容を参考にして、日常のビジネスコミュニケーションに役立ててください。

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