ファッション

2024.07.20 15:00

ゴールド時計に心ひかれて

TUDOR|ブラックベイ 58 18K

自動巻き、18KYGケース、ケース径39㎜。4488000円〈チューダー/日本ロレックス/チューダー Tel:0120-929-570〉

自動巻き、18KYGケース、ケース径39㎜。4488000円〈チューダー/日本ロレックス/チューダー Tel:0120-929-570〉

2021年にケースにイエローゴールドを使用したモデルが登場したが、今年はブレスレットにも同素材を使用してフルゴールドモデルが完成。チューダーといえば各国の軍隊に使用されるタフウォッチで、このモデルも200m防水のダイバーズウォッチが、かなりリッチな時計になった。素材表面をヘアライン仕上げにすることで輝きを控えめにしたので、チューダーらしい精悍さも残っている。

BAUME &MERCIER|リビエラ 10787

自動巻き、18KPGケース、ケース径39㎜。3190000円〈ボーム&メルシエ Tel:0120-98-8000〉

自動巻き、18KPGケース、ケース径39㎜。3190000円〈ボーム&メルシエ Tel:0120-98-8000〉

南仏のリビエラ海岸をイメージした「リビエラ」は、1973年にデビューしたスポーツウォッチ。今年はリビエラのラグジュアリーなスタイルを表現したモデルをリリース。リッチなピンクゴールドモデルは、まさにこの地の甘美な日々を表現している。ハーフスケルトンのダイヤルの向こうに見えるのは、独自ムーブメントの「ボーマティック」。5日間のパワーリザーブや耐磁性能を備えており、実用性も極めて高い。

BREITLING|ナビタイマー オートマチック GMT 41

自動巻き、18KRGケース、ケース径41㎜。2062500円〈ブライトリング/ブライトリング・ジャパン Tel:0120-105-707〉

自動巻き、18KRGケース、ケース径41㎜。2062500円〈ブライトリング/ブライトリング・ジャパン Tel:0120-105-707〉

1952年に誕生したパイロットウォッチの金字塔は、航空回転計算尺は残しつつ、クロノグラフ機構を外したバリエーションを増やしている。このモデルは三角針のGMTを追加し、使い勝手を高めたもの。レッドゴールドケースモデルは、ダイヤル色に相性のよいグリーンを組み合わせた。ベゼルが細いので雰囲気は端正だが、サイドから見るとゴールドケースの色気をしっかり主張してくれる。

GLASHÜTTE ORIGINAL|セネタ・エクセレンス・パーペチュアル・カレンダー

自動巻き、18KRGケース、ケース径42㎜。5181000円〈グラスヒュッテ・オリジナル/グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 Tel:03-6254-7266〉

自動巻き、18KRGケース、ケース径42㎜。5181000円〈グラスヒュッテ・オリジナル/グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 Tel:03-6254-7266〉

ドイツ高級時計の中心地グラスヒュッテの伝統を継承し、高度な技術を生かしつつ独自性を楽しめる時計をつくっている同ブランド。このモデルは永久カレンダーだが月、曜日、日付はすべて小窓表示にして、ムーンフェイズ表示とシンメトリーの関係をつくっている。そして12時位置には閏年表示。定番機構でありながら、ほかとは異なる個性が。

BREGUET|マリーン トゥールビヨン 5577

自動巻き、18KRGケース、ケース径42.5㎜。25487000円〈ブレゲ/ブレゲ ブティック銀座 Tel:03-6254-7211〉

自動巻き、18KRGケース、ケース径42.5㎜。25487000円〈ブレゲ/ブレゲ ブティック銀座 Tel:03-6254-7211〉

フランス海軍御用達時計師として高精度海洋時計を製作していた初代ブレゲの栄光の歴史を背景にした海系スポーツウォッチ。時分針をオフセンター配置にして確保したスペースに、初代ブレゲが考案したトゥールビヨン機構を搭載。ローズゴールド製の薄型ケースと組み合わせて贅沢なムードに。防水性能は10気圧なので、プールサイドで過ごす心地よい時間にも適している。

CHOPARD|L.U.C クアトロ スピリット 25

手巻き、18KWGケース、ケース径40㎜。世界限定100本。7425000円〈ショパール/ショパール ジャパン プレス Tel:03-5524-8922〉

手巻き、18KWGケース、ケース径40㎜。世界限定100本。7425000円〈ショパール/ショパール ジャパン プレス Tel:03-5524-8922〉

ホワイトゴールド製のシンプルなラウンドケースだが、ダイヤルに時計の魅力が詰まっている。一本の針は分針で、6時位置に入るのはジャンピングアワー。余白を生かしたダイヤルは、職人が手仕事で仕上げたグラン・フーエナメル製で、深い光沢に引き込まれる。さらにケースバックからは、細部まで美しい自社製ムーブメントCal.L.U.C 98.06-Lも鑑賞できる。

AUDEMARS PIGUET|CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ

自動巻き、18KPGケース、ケース径41㎜。6820000円〈オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲジャパン Tel:03-6830-0000〉ニット44000円〈タリアトーレ/トレメッツォ Tel:03-5464-1158〉 パンツ39600円〈ブリリア 1949/トヨダトレーディング プレスルーム Tel:03-5350-5567〉

自動巻き、18KPGケース、ケース径41㎜。6820000円〈オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲジャパン Tel:03-6830-0000〉ニット44000円〈タリアトーレ/トレメッツォ Tel:03-5464-1158〉 パンツ39600円〈ブリリア 1949/トヨダトレーディング プレスルーム Tel:03-5350-5567〉

2019年にセンセーショナルなデビューを果たし、今やブランドの顔へと成長した「CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ」。ラウンド型のベゼルとケースバックの間に、八角形のミドルケースを挟み込むことで、これまでにない立体構造のピンクゴールド製のケースをつくり上げた。型押し技法で生まれた精密なダイヤル装飾の光の演出も心ひかれる特徴。カジュアル使いができるストラップもいい。
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direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda (MAETTICO) | styling by Makoto Yoshino | hair&make-up by Hangee (SIGNO) | model by Daisuke (DONNA) | text by Tetsuo Shinoda

この記事は 「Forbes JAPAN 2024年8月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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