実際のところ、いまや1つの仕事だけでは十分ではない状況になりつつある。多くの人が解雇やレイオフを経験するのを目の当たりにする中で私たちは、仕事はそれ自体がキャリアを保障するものでも、経済的な安定をもたらしてくれるものでもないことを、よく理解している。
人生をもっと楽しみ、休暇も取れるようにするための余裕資金を確保するには、1つの収入源に頼るのではなく、副業で収入を増やす方法について検討すべきだろう。
家計が厳しくなったことで、この夏は思い描いていたように過ごすことができなくなったという人も、自分を「改革」し、そしてスキルを活用すれば、来年は自分自身に感謝することができるかもしれない。
以下、働きながらアウトドアを楽しめそうな、「夏にふさわしい」副業の例として、3つの仕事を紹介する。決意と気概をもって副業を続ければ、きっと来年の夏休みの計画を立てるころまでに、十分な資金をためておくという成功を収めることができるのではないだろうか。
1)便利屋/修理サービス
お祭りのシーズンが近づく前に、または日照時間が長い夏の間に、家周りのコンディションを最高の状態にしておこうと考える人は多い。そのためこの時期には、便利屋や修理サービスの需要が急増する。塗装や装飾、設置作業や住宅の改修に関連したスキルがあり、普段から自分で、あるいは家族や友人のためにそうした作業を行っているという人は、それを仕事にしてみるのもよさそうだ。特に優れたスキルがある、資格もあるという人なら、仕事も信頼も獲得しやすいはず。
2)犬の散歩/トレーニング
ペットを飼っている、または以前は飼っていたという人は、ペットシッターや犬の散歩の仕事がどのようなものか、おそらく想像がつくだろう。犬と一緒に近所を散歩したりするだけでなく、訓練の専門家としての知識を身に付ければ、プロのトレーナーとしてサービスを提供することもできる。3)パーソナル・トレーニング
パーソナル・トレーナーの需要は高い。実際、健康・フィットネスの世界市場は、アプリユーザーの増加とそれに伴う売上高の増加がけん引役となり、2027年までにおよそ9.6%の成長が見込まれている。公認団体が認定する資格、例えば米国ならNASM(全米スポーツ医学アカデミー)の資格を取得すれば、時給およそ32.50ドル~50ドル(約5200円~8100円)を稼ぐことができる。
(forbes.com 原文)