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2024.07.12 17:45

自分を偽らないパートナー探し 第1弾はDINKs向けマッチング

プレスリリースより

マッチングアプリに登録する際に、世間体を気にして本来の自分を偽ってしまう人が少なくない。それでマッチングが成立しても、うまくいくはずがない。そこで、本当の自分を安心して見せられる場が求められる。そんな「多様性マッチングアプリ」を提案するマッチングトゥデイが、第1弾としてDINKsのための「ディンクスマッチ」をローンチした。

マッチングトゥデイがマッチングアプリを利用した経験のある人を対象に行った調査によれば、マッチングアプリで自分のプロフィールを偽ったり隠したりしたことのある人は448人中34パーセントあり、反対にマッチングアプリで知り合った相手に実際に会ったとき、プロフィールと違うと感じたことのある人は62.9パーセントあった。だがそこには、自分を偽らざるを得ない事情がある。その代表が「子ども」だ。

DINKs(ディンクス)とは、ダブル・インカム・ノー・キッズ(子どもを持たずに夫婦とも働いていく)の略語で、1980年代にアメリカで流行した考え方だが、そうした関係を求める人たちは今も少なくない。しかし、結婚相手を探す一般のマッチングアプリでは、マッチングの確率が下がることを怖れて「子どもはいらない」とは言えず黙っているという。少子化の現在、子どもを望まないとは公言し辛いともいう。DINKsを望む350人を対象にした同社の調査では、人生観が合致する相手を見つけにくいと感じている人が半数以上いた。子どもが欲しいかどうか、お互いの意見が合わずに破綻してしまうケースも少なくない。

そこで、同じ考えを持つ人だけに絞り込んだマッチングアプリとして、ディンクスマッチが登場した。DINKsを望む人だけを対象にしたマッチングアプリなら、自分を偽る必要もなく、子どもにまつわるトラブルは減るはずだ。簡単なことのようだが、じつはローンチするにあたり、マッチングトゥデイは入念な準備をしてきた。

それと言うのも、2023年に同社はシングルマザー向けのマッチングアプリ「coary」(コアリー)をローンチしたが、子持ちの女性に近づきたい男性にはよからぬ考えを持つ人物がいるのでは、など心配する声が寄せられ、たった1日でアプリ配信を停止してしまった苦い経験がある。それでも、多様な人の多様な恋を応援するという理念を掲げる同社は、「コンセプトの再検討やサービス内容の改善を進めつつ、マッチングアプリ市場の将来展望や当社が果たすべき役割について再度見直す機会として専門家を交えた座談会を実施」するなどして、この多様性マッチングアプリの展開にこぎつけたというわけだ。

ディンクスマッチは、「求める関係性」や「お財布は分ける?」といった人生観の選択ができる。また、公的証明書による本人確認、24時間体制の監視、違反ユーザーの通報やブロックなど安全対策も施されている。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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