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2024.07.05 14:00

細菌やマイクロプラスチックを除去、スマートな「ストロー型浄水器」が成し遂げたこと

LIFESTRAW SIP (C)LifeStraw

ピッチャー型の浄水器は、発売した2019年に「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞」の金賞、ドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」を獲得。2021年にはデザイン誌 「Architectural Digest(アーキテクチュラル・ダイジェスト)」のグレイト・デザイン賞を受賞している。
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マディエはデザインについて、「すべての製品において、ミニマリスティックで洗練された、デンマークのアプローチを貫こうと努めています」と話す。

大半の製品のデザインは、コペンハーゲンに拠点を置くセーレン・ローズ・スタジオに依頼しているという(Sipはデザインも社内で手掛けた)。

Bコープ認証を取得

ライフストローは、米非営利団体クライメイト・ニュートラル(Climate Neutral)から認証を受けた「Bコーポレーション(Bコープ)」だ。カーター・センター(The Carter Center)とともにメジナ虫症(ギニア虫症)の根絶を目指してきたベスターガードが、その取り組みのなかで設立した。

30年近くに及ぶ協力関係のもと、ライフストローは感染リスクの高い地域の人々に、メジナ虫症を予防するための浄水器3900万個以上を提供。1986年に推定350万人とされていた感染者数は、2023年には14人にまで減少し、17カ国が根絶を実現したとみられている。
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デザインにもこだわってきた同社が、最も多くの人に影響を及ぼすことができたデザイン(設計)は、下取りプログラムの仕組みだという。ライフストローの製品はどれでも1品が購入されるごとに、支援を必要とする子ども1人に1年間分の安全な水を提供することになっている。

このプログラムを通じて、すでに7カ国 (バングラデシュ、メキシコ、ハイチ、ベネズエラ、ケニア、ガーナ)の子どもたち960万人以上に支援を実施。3400以上の学校に浄水器を提供し、教育・研修も行っている。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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