シートバックのタッチスクリーンのスピード
私は非常によく飛行機に乗る。いわゆる「スーパー・フリークエント・フライヤー」だ。
たいていの場合、機内では1人で静かにしているのが好きだが、時折、周囲の人々の、「どこの航空会社が良かったか」などの大声での議論が耳に入ってしまう。そんなときはよく、人々の航空会社の評価基準の間違いに困惑してしまう。
「ブランケットがあるかないか」や「鑑賞できる映画の質」を重視する人もいれば、快適さなど、フライト自体に関連するものをすべて無視して、単に「アルコールの提供速度」をフライトの基準にする人もいる。
そして私はますます、自分たちのようなフリークエント・フライヤーだけが気にしないようなことに思いをめぐらせるようになった。客室乗務員の年功序列を区別する制服の細部の違いのように、割とどうでもいいものもあるが、そこにはそうではない、本当に重要なものもある。
フライトで、1回でも反応の速いタッチスクリーンを使ってしまうと、選択肢が登録されるまで数秒待ったり、動作させるためにトリプルタップする必要があるのは苦痛になる。
映画のキューに入れるのに時間がかかるような、古くてバグだらけの機器を使っている航空会社のフライトは、どうしても低評価になってしまう。回線が高速で、反応が速い。もしそれが当然になされている航空会社はやはり高評価になる。
名前を挙げるなら、カタール航空が最初にこれを実現した。ある大手スクリーン&システム・プロバイダの重役の隣に座ったことがあるが、その重役はカタール航空がバグが「まったくない」状態になるまで支払いも納品もしないと言っていた。
もっとも、多くのバグがあったかのアポロ11号は、宇宙との往復を成功させたのだが。
航空機の種類と全長
さて、自分がエアバスA350に乗っていることは知っていても、それがダッシュ900なのか1000なのかを知っている旅行者はいるだろうか?キャビンの違いはさておき、真のフライトマニアは、自分が乗っている飛行機がどのタイプかをいつも把握している。ボーイング777-200か、777-300ERか、のように、外観から違いを識別することもできる。
もしまだこのフライトマニアのレベルに達していないなら、今こそFlightRadar24を何も考えずに眺める時間を増やすべき時だ。