食&酒

2024.07.19 14:15

「最高総額3.3億」のワインオークション、713万円で落札の1本とは?

Top LotオークションはYouTube配信もされている。

国内オークションハウス「Top Lot」による第14回ワインオークションが、2024年6月15日・16日の2日間にわたり東京・虎ノ門で開催された。

目玉となったのが、「世界で最も高価なワイン」といわれるドメーヌ・ルロワのミュジニーの落札価格だ。滅多に市場に出回らない2015年ヴィンテージが国内オークションに初めて出品され、ワインでは同社過去最高額となる713万円(手数料込)で競り落とされた。

国内唯一の信頼できるオークション「Top Lot」

日本にもいくつかオークションハウスがあるが、国内大手オークション会社で20年以上勤めた社員が独立して興したのが、Top Lotオークションだ。2021年2月に開いた第1回オークションの落札総額6306万円から、2022年11月には最高額の3億3000万を達成するなど、3年間で出品ロット数は5倍以上、落札額は4倍以上に増え、急速に規模を拡大している。

世界的に有名なワインオークションとしてはクリスティーズやサザビーズがよく知られているが、これらのオークションハウスと大きく異なるのが、出品ワインをすべて日本国内で調達している点だ。海外で調達したワインを日本で売る場合、輸入という扱いになり、ワインの成分分析証明が必要になる。日本の検査機関に化学分析に出すか、生産者に証明書を再発行してもらわねばならず、非常に手間が煩雑なため、海外オークションハウスは日本に進出するのが難しいという背景があるのだ。

そしてオークションの信用を担保しているのが、ワインの品質を見極める鑑定のプロの存在だ。オークションで重要なのは、プロヴェナンス(来歴)。すなわちワインの入手経路とその品質である。

Top Lotオークションのワイン部門アドバイザーである堀賢一氏は、日本で唯一のワイン鑑定の知識を持つワイン業界の第一人者だ。堀氏が1本1本出品ワインを検品し、偽造ワインや状態の良くないワインをはじいているため、安心して入札できる(詳しくはこちら)。オークションの前日には下見会が開かれるため、そこで自らの目でワインの状態を確認できるのも大きな魅力だ。

ワイン鑑定のプロ、堀賢一氏(右)とオークションに参加予定のワイン講師の瀬川あずさ氏(左)。下見会では専門家立ち会いのもと、状態の確認ができる。

ワイン鑑定のプロ、堀賢一氏(右)とオークションに参加予定のワイン講師の瀬川あずさ氏(左)。下見会では専門家立ち会いのもと、状態の確認ができる。

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