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2024.07.04 00:00

「ご足労いただき」意味とは?ビジネスシーンでの使い方と注意点

「ご足労いただき」の基本的な意味

「ご足労いただき」は、相手がわざわざ自分のために足を運んでくれたことに対する感謝の表現です。「足労」とは、足を使って労力をかけることを意味し、そこに丁寧語の「ご」を付けて、敬意を示しています。この表現は、目上の人や取引先など、自分より立場が上の人に対して使います。


「ご足労いただき」の使用例

ビジネスシーンでの例文をいくつかご紹介します。

「本日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございます。」

「遠方からご足労いただき、誠にありがとうございます。」

「ご多忙のところ、わざわざご足労いただきましてありがとうございます。」

「ご足労いただき」の注意点

1. 使用する相手

「ご足労いただき」は、基本的に目上の人や取引先などの外部の人に対して使用します。社内の上司や先輩に対して使うことは避けた方が良いです。例えば、同じ社内の人に対して使うと、礼節を欠く行為と見なされることがあります。

2. 使用する場面

相手が来ることが確定している場合にのみ使用します。まだ来るかどうかが決まっていない段階で「ご足労いただき」と言うと、相手に不快な印象を与えてしまう可能性があります。来ることが確定した段階で、「当日はご足労いただくことになりますが、よろしくお願いいたします」のように使います。

3. クッション言葉の活用

「ご足労いただき」を使う際には、クッション言葉を添えるとより丁寧な印象を与えることができます。例えば、「お足元が悪い中」「ご多忙な中」といった表現を加えると、相手への気遣いが伝わります。

「ご足労いただき」の類語と言い換え

「ご足労いただき」に類似する表現として、以下のような言葉があります。

「お手数をおかけいたしました」

「お手間をおかけいたしました」

「ご面倒をおかけいたしました」

「お越しいただきありがとうございました」

「ご来訪いただきありがとうございました」

これらの表現を適切に使い分けることで、より多様なシチュエーションに対応できます。

「ご足労いただき」を使ったビジネスメールの例

「ご足労いただき」をビジネスメールで使用する場合の具体例を紹介します。

件名: 本日の打ち合わせについて

佐藤様

本日は遠方より当社までの打ち合わせにご足労いただき、誠にありがとうございました。貴重なご意見とアドバイスを頂戴し、大変参考になりました。引き続き、プロジェクトの進行にご協力いただけますようお願い申し上げます。

よろしくお願い致します。


まとめ

「ご足労いただき」は、ビジネスシーンで取引先の方に来社してもらったときなどに使われる頻度が高い表現です。外部の人の前で社内の人に対して使うのは礼節を欠く行為となるので注意が必要です。また、類語と合わせていくつかの表現をビジネスシーンに応じて使えるようにしておくと良いでしょう。適切な場面で正しく使い、相手に対する感謝の気持ちを伝えることが大切です。

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