マーケティング

2024.07.07 11:45

口コミは「いいこと」を書く人が多数 書いてもらう工夫が大事

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初めてのお店に行くときなど、口コミ情報を参考にする人は多いだろう。今や口コミはマーケティングの大きな柱だが、書くか書かないかは個人の自由だ。いったい口コミは、どんな人が、どんな気持ちで書いているのだろうか。お店の人は気になるところだろう。

インターネットリサーチやSEOサービスなどを展開するNEXER(ネクサー)は、ウェブコンサルティングなどを行うスマートビジネスプロフィールと共同で、口コミ投稿をしたことがある481人を対象に「口コミ投稿の理由に関するアンケート」を行った。その結果、投稿をした理由でもっとも多かったのは、「ポイントがもらえるから」だった。続いて「ポジティブな点があった」、「そのお店やサービスのことを知ってほしいから」となっている。「ネガティブな点があった」という批判的な理由は4位と意外に少数だ。

また、口コミの目的を尋ねると、「お店を応援したい」がトップで、「悪いところは改善してよいお店に変わってほしい」、「ポジティブな体験を共有したい」、「他の人にすすめたい」など前向きなものが多い。「ネガティブな体験を共有したい」という意見はここでも少数だ。

口コミの理由ではポイントがもらえるというのがトップだったが、ポイントがもらえなくても投稿した人は8割ちかくあり、その理由も1位は「ポジティブな点があった」だった。「ネガティブな点があった」は3位となっている。

調査では、口コミをしたくなるのはどんなときかも尋ねているが、1位は「退店後にメールやLINEで口コミの依頼があったとき」だった。あとで冷静になって、好きなときに投稿できるからという意見が聞かれた。次は「〜について感想を投稿して」と限定的な質問を投げかけられたとき、さらに「口頭で依頼される」となっている。

口コミには「炎上」という怖い面もある。しかし大多数の人はお店を応援したくて好意的な口コミをしてくれていることがこの調査でわかった。誠実な商売をしていれば、一部の感情的な批判が共感されることも少ないはずだ。さらに、お願いすれば、口コミを書いてもらえる確率が高くなることもわかった。そこにポイントなどのオマケが付けばなお効果的だ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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