3.送金システム
また、レートが良ければWestern Unionやwiseといった送金システムを使って、親に日本円を送金してもらっていたという声も聞かれた(大学生・アルゼンチン、大学生・カナダ、大学生・アメリカ)。4.その他
円安のため、親にお金を調達してもらう以外にも、自らバイトをして稼いでいた人もいたようだ。このように、留学中のお金の調達方法は様々である。個人の留学の目的やお金の使い方に合わせ、適切な調達方法を選ぶと良いだろう。
メキシコでのエピソード
ここまでお金の調達方法を見てきたが、最後に筆者自身がメキシコ留学中に体験したデビットカードにまつわる失敗エピソードを紹介したい。旅行中にカードが止まるピンチ!
留学中、筆者は、上の1.にあたる楽天銀行のデビットカードを使っていた。普段は問題なく使えていたのだが、ある時タクシーを呼ぼうとしてUberアプリを操作ミス(誤タップ)してしまい、1日に13回タクシーを呼んでしまった。それが原因で、メキシコシティへの旅行中になんとカードが止まってしまったのだ。現金も宿代で全て使い果たしたため、お金の持ち合わせがゼロに。その結果、朝から何も食べず1日中遊園地を歩き回る羽目になった。カードが止まった後の対応としては、旅行中だったので銀行に行くといった個別行動をとることができず、日本にいる両親に慌てて電話した。留学中はスペイン語上達のため日本語を喋るのを控えており、家族ともほぼ連絡を取っていなかったので、親は「なにごとか」と大焦りで電話を取ったそうだ。
その後、父がすぐにカード会社に電話して停止を解除してもらい、無事現金を引き出すことができた。母によると、最初は本人から直接連絡が必要と言われたが、留学中だと説明したら保護者からでも対応可能になったという。
このように、留学中のお金の管理にはトラブルがつきものであるが、適切な準備とサポートがあれば乗り切れるだろう。子どもが安心して留学生活を楽しめるよう、しっかり準備をしていくことが大切だ。