2024.07.03 17:45

被災経験者に学ぶ「自動車にも防災グッズ」

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防災グッズを家に備えている人は多いと思うが、車にはどうだろう。地震ばかりでなく、冬には大雪で立ち往生なんていうニュースもよく耳にする。車で被災した人たちの半数以上は、用意していた防災グッズが役に立ったと話している。では何を備えておけばいいのだろうか。

車買取比較サイト「ズバット」を運営するウェブクルーは、車を所有する男女1058人を対象に「運転者の防災意識に関する調査」を行った。それによると、クルマに防災グッズを備えている人は28.1パーセント、近々防災グッズを備える予定があると答えた人は5パーセントに留まった。「備えるつもりはない」と答えた人が34.4パーセントと、車での防災意識は意外に低い。

防災グッズを備えている人が、もっとも多く搭載していたのが懐中電灯だ(52.9パーセント)。僅差で携帯トイレ、応急処置用品などとなっている。

実際に、車に乗っているときに自然災害に遭遇した経験のある人は20.9パーセントあり、決して少ないとは言えない。災害の種類は、地震が59.3パーセントともっとも多く、次いで大雪、浸水、津波など。被災した人の53.4パーセントは防災グッズを備えていて、実際に役に立ったと答えている。

役に立ったものを聞くと、懐中電灯とラジオ、車用の充電器、ソーラー充電器、タイヤの滑り止めスプレー、スコップ、防災リュック、防寒シート、携帯トイレ、水、非常食などだ。車にラジオは付いているが、バッテリーが上がってしまえば使えない。高速道路など人里離れた場所で救助を待つ事態に備えて、水、非常食、携帯トイレもあるといいだろう。それらは荷室に積んでおいても、それほど場所をとらない。ぜひ備えておこう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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