地雷を地面からかき出して起爆させるローラーを車体の前方下部に取り付け、乗員らをFPVドローンから保護するため砲塔や車体を納屋のような即席の装甲で覆った、装甲強化型の戦車だ。
戦場に登場するやいなや、ウクライナ側はこの異形のDIY戦車を「亀戦車」などと呼び始めた。亀戦車は増殖し、ロシアがウクライナで拡大した戦争の1000kmにおよぶ戦線のあちこちに、おそらく何十両と出没するようになった。
亀戦車が初めて確認されてから2カ月以上たった現在も、ロシア軍は前線近くの作業場で亀戦車をせっせとつくり続けている。少なくとも1つの連隊は、亀戦車用のパーツのため一般のロシア人に寄付を募っている。
「わたしたちはとても喜んでいます」。ウクライナ南東部に派遣されているロシア軍第7戦車中隊第218連隊に所属するロシア兵は動画を通じて、突っ込んできたドローンを絡め取る鎖の調達で支援を受けた本国の市民に感謝のメッセージを伝えている。
Assembly of the Russian "Homosexual" or "turtle" type tank - author thanks his followers for raising money for the chains.https://t.co/bWa3c5chP0 pic.twitter.com/TaJMpqYf2z
— WarTranslated (Dmitri) (@wartranslated) June 25, 2024
数カ月にわたる攻撃は多少の前進につながったものの、第218連隊と近傍の部隊は車両に数十両の損害を被った。それには亀戦車少なくとも1両も含まれる。T-72戦車を改造したこの亀戦車は複数のFPVドローンなどの攻撃を食らっている。
19.06.24
— lost_warinua (@lost_warinua) June 19, 2024
Destroyed 🇷🇺T-72B MBT turtle tank equipped with the KMT-6 near the settlement of Urozhaine, Donetsk region.
GEO:47.73109, 36.83168
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